≪Ming≫
対Ming包囲網を目の当たりにして、Mingはついにシベリアと中央アジアの放棄を宣言した。
肥大化を続けていた拡張路線に対して"NO"を突き付けられた事で
本人は失念してしまったようであるが、元の国土の大きさを考えれば十分にデカいほどである。
惜しむらしくは、どこまでMingが大きくなるか
あるいはCK2のAztec MODよろしくで欧州にまで顔を出すか等と期待していた部分もあったが
実際にその状況に直面していたらそう笑ってもいられなかった事だろう。
≪Russia≫
Mingからのシベリア割譲が決定して、遂に拡張先が開けた。
中央アジアの利権もOttomansから保障され
無事にRussiaっぽい国力を回復する事が叶う事になる。
本人としては、そこまで拡張したくなかったようであるが
必要最低限の国力を備えない事には外交ステージにすら登らせてもらえないので
理想と現実は必ずしも釣り合わないものである。
≪Malaya≫
Malayaの全土が明らかになり目を向けた所、あらビックリ。
そこには海洋帝国の様相を呈したMalayaの姿があった。
東南アジアは既にMingやSpainとの利権を確定させ
着々と植民を行っている様子だ。
差し詰め、アジア版Great Britain or Spainと言ったところで
最上流なので貿易収入は見込めないが、港数的にはそれらといい勝負出来るのではないかと思われる。
AI委託のプレイヤー国家の扱いを巡る論争も、ついに決着が付いた。
Franceが改定案を提出し、それが可決したのだ。
・原則、通常のAI国家と同様に扱う ・全てのプレイヤーは、欠席に際しプレイ3回まで保護を要請でき、この時はその代理AI国家は保護される。(前項に対する例外) ・他プレイヤーに宣戦した場合など、AI settingを怠ったときは、保護を要請していた場合でも保護されない。保護要請のカウントは消費される。(前項に対する例外) ・保護の要請は当日のプレイ開始時刻までになされなければならない ※保護の内容 ・代理AI国家に対して宣戦してはならない ・代理AI国家に対してCtAしてはならない ・代理AI国家が防衛側でCtAされた場合、即時分離白紙和平する
他プレイヤーが望むような保護の排除は触られなかったが
今までの物と比べれば、よりスマートにはなったのではないかと思う。
Mingの降伏後、初となる会話が持ちかけられた。
どうも、包囲網→利権放棄の流れがグっと来たようで、これからはロマン方向に力を入れて行きたいと話した。
筆者はロマン追求というワードに滅法弱く、Mingの提案を快く飲んだ。
こうした国家崩壊クラスの出来事は周辺国を刺激する事になるので
よもやPolandにだけ送ったのではないだろうと解釈し、何故か反乱軍が湧くとの事で鎮圧を手伝う事に合意した。
何気なく外交アンテナを伸ばしていた所、衝撃的な情報をキャッチした。
二人との会話内容とその他関係者と思しき何名かのプレイヤーからの聞き取り調査によって
2ヵ国の間にはGreat Britainを巡る避けては通れない対立が勃発しているという事が判明した
Great Britainは特にEUについて触れてなかったので、属しているような判定なのかもしれないが
果たして、Netherlandsとの連合体制とEUのどちらを優先するかは気になるところである。
Netherlandsは、その後正式に脱退を表明した様子であったが
一方でSpainについては非公式の脱退申請だったようで、表上は未だに加盟し続けているという立場であるそうだ。
「何故、急にこんな事が...。」と考えに耽っていた所、思いも寄らないところから答えが発掘された。
先日のNetherlands/Poland/Scandinavia/Mingの4ヵ国で談じていた内容がどこからか洩れたようで
さっそくGreat Britainから内容の確認が寄せられた。
どうも、Netherlandsが情報を漏らしたようなのだが
PolandのGreat Britainに対する心象については触れられていなかったのか、同盟を持掛けられた。
~1日前~
実は、あの4ヵ国会議チャットには続きがあった。 (書き忘れた)
4ヵ国と言っても、しばらくしてScandinaviaが退出したので
Netherlands/Poland/Mingの3ヵ国会議チャットとなったわけなのだが、そこでは驚くべき会話が交わされていた。
~現在~
話を戻すと、Spainが対Great Britain戦を画策している事が漏れ出したようで
Great BritainはPolandに同盟を持ちかけてきた。
Polandとしては、Scandinaviaに対して行った仕打ちを思い起こした時
とてもじゃないが助ける様な気持ちにはなれなかったのでスルーしておいた。
Great BritainがNetherlandsも敵に回る可能性もしっかりと認識しているかは謎であるが
Polandに同盟を求めてきたという事は、つまりそういう事なのだろう。
Polandに要請があったくらいなので、幾度もGreat Britainに手を差し伸べてきたOttomansにも当然声は掛けられているだろうと考え
Ottomansがどう動く探りを入れてみる事にしてみた。
Spain海軍だけでも手に余す状況下で、Netherlandsまで敵に回るともなれば躊躇して当然である。
実は、Ottomansとの会話と同時並行で
PolandはSpainとも対Great Britain戦について会話を行っていた。
他者が言うほどにSpainは戦争を望んでいるわけではなく
飽く迄、最終解決における包括的手段として捉えている様子であった。
私の持論であるが、相手に対応する時間を与えるとカウンターを決められる可能性があるので
なるべく相手に選択の余地が無いほどに外交的に囲うか、直前に要求した方がいいということもある。
そうした意味を込めて、一部の参加者に対して「外交は後出しジャンケン」なんていう表現をしていた。
Spainは相手に選択の余地を与え、文字通り文明的な外交を行おうとした訳なのだが
やはり外交的な穴と言うのは微小であれ出来得てしまう運命にあるようだ。
NetherlandsがGreat Britainを助ける側に着席したのは、恐らくOttomansに説得か
Ottomansが味方になるなら勝てるだろうと考え、方針を変えたのだろう。
もし3ヵ国チャットの時に、Polandが対Great Britain戦をやりたいと名言していれば
余興としてOttomansに叩き潰されていたかもしれない。
OttomansがGreat Britainを守るにあたって、やはりNetherlandsに同調を求めたようである。
結局のところ、一度はGreat Britain戦を再発させようとしていたNetherlandsであったが
海外利権をめぐって表立って戦うのが自分だけとなるという懸念からか
再びGreat Britainを保護する事にしたようだ。
はたから見ると、Great Britainの軍備に対する認識の甘さが発端となり
Netherlandsが振り回されているという印象であった。
当然、これを受けて交渉を行っていた相手国は怒りを隠せない様子であった。
もしこの時点でMingが健在であれば、Spainは本当にやり遂げようとしていたに違いない。
それは中間職(ミッドランド)はつらいよ アジアの脅威 (1568年-1584年のIFで触れた通りで
世界大戦に発展する事は想像に難くない。
とはいえ、現実ではMingは崩壊しつつあるので
必然的にSpainの救援要請先はヨーロッパのあの組織になる。
堪忍袋の緒が切れたのか、OttomansのみならずSpainまで攻勢に出る事を通達して来た。
お互いに攻める以上、通路であるHREには参戦して欲しいと要請が来ていたが
Spainの場合は利益共有によって説得を行ってきた。
普通であれば飛びつくべきであるのだろうが
PolandはSpainの要請をスルーした。
こうした行動にはいくつか理由ある。
1.HREとして動き、それが露呈した段階で世界から警戒される。
2.Ottomansを殴った場合、Russiaが敵に回る可能性がある。
3.Russiaが敵に回らなかった場合、Mingの復活後にSpainが陣営に引き入れHRE+Russiaを追い出す可能性がある。
4.安全保障を確保するには、復讐戦を企てる余裕を与えずOttomansを殴り続けなければならない。
5.国境が変動するのはHREが主になるので、復讐戦を挑まれるのはSpainではなくHRE。
6.OttomansとSpainの対立を上手く利用して、代理戦争という形でHREが利するタイミングで開戦を誘導しえる。
7.Russiaを助けたOttomansを攻めるには抵抗がある。
8.HRE戦争後、条約を順守した点については十分考慮するところである。
膠着状態を続けた所で、周辺のAI国家はほぼ駆逐されている事から実利は少ない。
とはいえ、現状の外交状態で安全保障は確保されている事から
急ぎ過ぎてコケるより、十分に見渡してからでも遅くないと判断した。
良い返事を返さないPolandに苛立ちを覚えたのか、SpainはHREの当主であるAustriaに外交を送ったようだ。
しかし、結論が出るより早くSpainとGreat Britainは危機回避へと舵を切るのであった。
【Spain=Great Britain】
Great BritainはWestern Europa trade nodeで30%以上の交易力を占めない。 Great BritainとSpainは50年の間効力を発揮する不可侵条約を結ぶ。効力が切れる一年以上前に廃棄を通知しない場合、自動的に10年延長され続ける。 Great BritainはSpainにOvimbundu,GabonをSpainに譲渡し、以後Africaに植民しない SpainはGreat BritainにChicksawを譲渡し、以後Louisianaに入植しない
どうも、HREからの返答が遅い事を受け
Spainは50年の準備期間を設けようとしているようだ。
どうも、Great BritainはSpainと戦争を避けたかったようで
この外交的に優位な状況下にあって譲歩をしてしまった。
会話から察するに、HREがSpain側に回る可能性が現実味を帯び
負けてからでは遅いと手を打ったのかもしれない。
とはいえ、現状でどちらに対しても微笑んでいない訳ではあるのだが
当事者の2人はそんなことは知る由もない。
一方で、Great Britain側はOttomansやNetherlandsには話をまったく話を通して居なかったようで
保護を宣言したOttomansは困惑した様子であった。
保護を宣言し、表立ってSpainと対決しようとしていたOttomansがなんだか不憫に思えた。
これを持ってSpainとの和解は難しくなるわけだし
場合によっては、Spain陣営が不可侵を結んだGreat Britain以外を袋叩きにして各個撃破に持ち込もうとする可能性すらあるからだ。
実際に応じる意思はあったかは置いておくとして、そうしたオファーも存在した。
結局のところ、Ottomans側からSpainに宣戦布告するにあたり
Great Britainを守るための予防戦争という大義名分を失ってしまった事になる。
Mingからあった申請の通り、Hindustanに置いてあった90kの内60kの連隊をMingに反乱鎮圧の為に派遣した。
農民反乱かと思える程の反乱が湧き出る光景を前に、一体何が起きているのかサッパリのPolandであったが
プロビの反乱要綱にカーソルを合わせた所、どうも破産をしているようだ。
一体何が起きているのかサッパリ分からなかったので、一度Mingとの会話ログを見返してみる事にした。
Mingを破産させる Qingにそのお金をあげる その金でAI Qingが軍備 Mingに反乱が起きる Qingが反乱兵を鎮圧した州を手に入れるという脳内設定のもとQingに州を売る この間に明をaccept rebel demandで共和制に政体変更 自分の操作するMingの軍でも潰せなかったので人の助けが必要
つまり、反乱軍を潰すだけで良いらしい。
破産については良く分からないが、AIのQingに上げた所で湯水のように意味の分からない事に費やすだけじゃないかとツッコミを入れたかったのだが
プレイ中の事であったし、相手のプレイにあまり口出すのもあれかと思い口を噤むことにした。
現地に到着すると、RussiaやMalaya、Ottomansの連隊でごった返しており
MingがPolandだけでなく周辺各国に要請を出していた様子が伺えた。 皆ロマン追及がお好きのようだ。
とりあえず、一番の厄介ポジであるTibet以西の山プロビを管轄する事を宣言し
他の平地の反乱軍などはお任せする事にした。
SpainがMaliをそろそろ攻めたいと発言していたので、筆者も「暇だから参加させて!」とダメもとで頼んでみた。
Ming方面に出張していた部隊も、現地がRussiaやMalaya、Ottomans軍で思いのほかごった返していたので
やる事は意外に少なかったというのも一つの要因でもあった。
すると、「いいよ、西アフリカの土人共を捻りつぶす為に軍を送るのとか億劫だったし。」とOKサインが出た。
未だに入植が進んでいなかった西アフリカ内地を通り、スタスタSpain領Maliに駐在するPoland軍。
宣戦と同時にMali軍をひき殺...せなかったばかりか
賃金を上げ忘れてしまい、Spain軍のヒャッハー!するシーンを横目で見るためにやって来た状態になってしまった。
折角やって来たので、Spain領Maliに湧いた反乱軍をいくつか踏みつぶして帰途に就くことにした。
一体なんの為に遠路はるばるやって来たのか...。
SpainとGreat Britainの条約締結を受け、各国の外交はより一層の混乱模様を見せた。
たぶん、この時に全体像が把握できていたのはPoland位だったんじゃないかと思う。
この時、Polandはある一つのゲスい案を思いついてしまった。
HRE主導の下、Netherlandsに宣戦布告した場合どうなるか。
OttomansはGreat Britainを保護する事を明言してはいるが
Netherlandsを保護するとは言ってはいない。
Ottomansが参戦する場合は、自分からこれまでの関係を破棄する形になる。
筆者としてはOttomansがRussiaを助けた事に感謝の念を覚えており、正直のところ戦いたくはないという心情であったので
自分の中で「あちらがやる気なら...。」という形で諦めが付けれるかもしれない。
国際的には「Ottomansが介入して来たので止む無く...。」と発信出来るので、ある程度の正当性をアピール事も可能となるのだ。
物思いにふけっている中、渦中の人物が自分で自分の首を絞める様な行為をしでかしてしまう。
先日来、BrandenburgとNetherlandsの間ではBremenをどう処すか幾度も会談が行われていた。
それらは事々しく破談に終わり「Bremenは貰うし、以前の利権ラインは守ってもらう」という一方的な要求を突き付けられ
ついにBrandenburgは我慢の緒がはちきれてしまったようだ。
しかし、話の途中でまた話題をコロっと変えて場を乗り切ろうとしてきた。
その後も、利権ラインの協約に違反しているから破棄するのか返還するのかという問いに対して
関係無い話や合意してもいない事を盾に怒鳴りつけられ、筆者のやる気を失わせていった。
もはや外交なんて言うお上品なものはそこにはなく
コンビニ前で繰り広げられるヤンキーバトルと錯覚するレベルであった。
この時、Netherlandsはまったくもって気づいていなかったようであるが
BrandenburgはBremenが欲しい訳ではなく、Bremenを返却せず協約も守らないNetherlandsの醜態を世界に発信し
もろもろを大義名分に殴り掛かる態勢を整えていた。
その間も、BrandenburgのHesseとMainz征服は進行し続け
明確な返答示さないNetherlandsを押し切って両プロビを併合した。
そんな状況を見てか、Spainはここぞとばかりに話を持ちかけてきた。
「うわ、軽っ」とは思ったが、開戦前の打ち合わせなんて大概こんなもんだ。
ましてや、ゲームプレイ時間内の外交であればなおさらである。
Spainは宣戦先がGreat BritainだろうがNetherlandsだろうが、もはやそっち側の人間であれば誰でも良い様子であった。
もはや引き返せないところまで来たという事なのだろう
遂にNetherlandsに決戦を挑もうという総意が打ち出された。
最後まで交渉で解決出来るという望みを捨てずにいたいというBrandenburgは
Spainが参戦する事が決まり、圧倒的優位で戦端が開ける状態にありながらもコミュニケーションを絶やさなかった。
BremenとFrankfurtとMainzを交換しようという話を理解していないのか受け付けたくないのか
Netherlandsは話を掻き混ぜまくって混乱させた。
話が一向にまとまらない様子に、そろそろ諦めるかと思いきや
意外とBrandenburgも辛抱強く接し、譲歩案でお互いに矛を収めようと持ちかけた。
・BrandenburgはLight Shipを100年作らない ・BrandenburgはBremenへの請求を放棄 ・NetherlandsはBremen領有による貿易利益の請求を放棄
元々同盟を切るつもりでいたようなのだが、口実が出来て頬が緩んでいたように見えた。
というか、Netherlandsはこの状況で敵増やして何がしたいの...。
結局、Brandenburgの思いとは裏腹に和睦の道は潰えてしまった。
この後もNetherlandsがVCで「俺を殺すって事?」「なんだよ***かよ」と一人で喚き・怒鳴り散らしていたが
Polandは1:1チャットの方に会話が移行したのだと思っていた。
しかし、後日この時の事をBrandenburgに聞いたところ
実は1:1チャットは行われておらず、Netherlandsが数十分に渡って一人で得体の知れぬ何かと会話していたという事が判明した。
BrandenburgがHesseとMainzの併合を強行したのを見て、報復処置としてNetherlandsは
The PalatinateとWurttembergへ侵攻し、同地を併合した。
以前結ばれていた利権協約と見比べてみれば分かる通り
The Palatinateの一部ととWurtembergはラインを越えた先にあり、BremenとHesse/Mainzの件を合わせても
協約は失効したと見て差し支えないようだ。
以上を持って両者は同条約を盾に利権主張する権利を失い
それを察したBrandenburgはFrankfurtの併合を目指して、国境線に連隊を派遣した。
Frankfurtを取らんとするBrandenburgの動きを察知したNetherlandsは
戦争を回避する事を諦めたのか、利権協約の破棄を明言した。
1615年9月13日、遂にBrandenburgはヴェゼー川を渡河してFrankfurtに攻め入った。
BrandenburgとNetherlandsの会談がご破綻になった事を受け、戦争前段階に突入した。
尚も叫び続けるNetherlandsは、もはや実況中継じゃないかと思える程
自身の国情についてアップダウン激しい口調でつらつら語り
「傭兵がどんどん増えていく、快感だわ。」「ああああ、金がガッツリ減っていくッ!!」等と盛り上がっていた。
そんな事にはもはや気にも留めず、HRE+Spain連合軍は4ヵ国会議チャットの方で外交の最終確認を行っていた。
しばらくして、Spainの要請を受けFranceはNetherlandsとの同盟を破棄した。
連合関係にあるGreat Britain以外の国に対して、Netherlandsは必死で参戦要請を送って回っていたようなのだが
各国からPolandに対して「要請を受けた」と密告があり、握りつぶす様通達しておいた。
FranceとNetherlandsの同盟が切れた事を確認し、Netherlands国境に続々と集まるHRE3ヵ国軍。
これを見たNetherlandsは「だから俺は戦争する気無いって言ってるじゃないかよ!」と怒鳴り散らしていたが
自分で撒いた種が火種となってから無関係だと言ってももはや遅い。
Bremenを巡る争いは、ついに最終局面を迎えようとしていた。
PolandはBremenを巡る論戦に先立ち
世界各所に出兵していた連隊をこっそり戻し、臨戦態勢を整えていた。
Frankfurtの併合もまだ済まない内に、対Netherlands戦に備え各国は賃金を上げ忘れてないか確認し合った。
そして、1616年329日...。
BrandenburgがNetherlandsに宣戦布告を行うと、その同盟国のPoland/Austria/Spainが続々と参戦し
Netherlands領に雪崩れ込んで行った。
この際、Great BritainはAustriaとの中立条約を理由にNetherlands側での参戦を拒否し
また、Great Britain保護で足並みをそろえていたOttomansも不介入を宣言したことで
Netheralnds vs Brandenburg/Poland/Austria/Spainという絶望に満ちた戦端が開かれた。
Great BritainとAustriaの中立条約なんてあったっけ...と思ったのだが
実はAustriaが有事の際にこっそり結んだものらしく、ここへ至ってまさかの効用をもたらし
HRE一丸となった外交ゲームの結晶が姿を現す事となった。
Great BritainとFranceの離脱にOttomansへのラブコールが拒絶されたことがトドメとなり
Netherlandsはリタイアを言い渡した。
急に部屋から退出した影響でマルチの同期がずれてしまい、リホストする事になった。
少し頭が冷えたのか、リホストすると聞いて戻ってきたが
その第一声が「もう和平して、講和内容も白紙にしよう」と言い出した。
一方的な要求を受け入れるはずもなく、無言でゲームは再開された。
気を取り直して本戦に話を戻すと
Netherlands軍は山に籠りHRE軍を待ち構えているようであった。
そんなAIでも飛びつかない戦術にはまる訳が無く
黒旗連隊でNetherlands全土を索敵し、ほぼ全軍がSwitzerlandの山に籠っている事を確認した後
それを包囲して放置するよう指示を出した。
Netherlandsの怒りは収まらないようで、VCからは尚も悍ましい怒号が溢れ続け
破損音の様なものが垂れ流され場は完全に凍りついた。
山に籠っていた所で、状況は改善しないと思ったのか
Netherlandsは目下の連隊に向けて突撃を敢行して来た。
各所で徴用したての傭兵軍を次々合流させ、数的劣勢を覆そうとしていたが
BrandenburgとAustriaには長年の平和期間中にローテーション戦術を教え込んでおり
もはや数のみならず、戦術ですら負けている状態であった。
たまらずNetherlands軍は撤退を開始するも
Polandは残存兵力を殲滅する為に、一部の護衛軍を残し追跡を行った。
海上では、Spainが欧州方面の艦隊をかき集め海上封鎖を計ったが
数と質で負け、敢え無く敗退した。
二人してフラグを立てあう様に、ややもほっこりした。
続く、地中海側での海戦では宣言通り
Spainが世界中からHeavy Shipを集結させてNetherlands海軍を屠った。
あまりの溶けっぷりに、隣国のOttomansのテンションが上がりまくっていたが
どうやら領土のすぐそばと合って見えているらしい。
海上では十分な働きを見せてくれたSpainだが
運悪く正当性の低い君主が即位した事もあり、そちらに陸軍リソースが割かれてついに援軍はやってこなかった。
海洋国家は反乱に苦しめられることが往々にしてあり、この辺りは仕方ないといえよう。
その間も、Netherlandsに残存していた連隊を潰しては追い掛けてを繰り返し
ついに最後の連隊を北岸に追い詰め殲滅を完遂させた。
最後のNetherlands軍を撃滅した時、もはや気力がぽっきり折れたのか
Netheralandsはだんまりを決め込んだ。
しばらくして、Brandenburgが必要戦勝点を稼ぎ
長らく伏線を張り巡らせてきた戦争も遂に終わりを見た。
西の方が大盛り上がりの最中、東欧の方では謎のTrade Warが発生していた。
ScandinaviaとRussiaに問い合わせても返事が無かったので
示し合わせて何かをしようとしている事だけは感じられたのだが、真意は謎である。
Ottomansにも問い合わせたが何も話を聞かされておらず心配な様子であった。
プレイ終了後、Netherlandsは今までのテンションとは打って変わって、酷く落ち込んだ様子であった。
何から何まで、すべてに絶望したような事を繰り返し口にしつつ
Great Britainとの連合体制はこれを持って終了し、Kentは返還しないと本人に口頭で伝えていた。
一方で、波に乗り遅れたプレイヤーから今頃になって問い合わせがあった。
Kentについて、本人に一応確認してみると「欲しければ力づくで奪え」と告げると同時に
Netherlandsは「AIにしばらく委託して別のゲームやるから、攻めるな」と通達して来た。
ルールに則れば、もちろんAI委託されたプレイヤー国家に攻め入ることは出来ないのだが
元々は遅刻or欠席せざるを得ない状態にあるプレイヤーに対する配慮であった為
Netherlandsプレイヤーのやろうとしている事は正直言って無かった。
何かに八つ当たりをしたい気持ちは伝わってきたが、この時の筆者ではもはや受け止めきれる程の精神的余裕は無かった。
現に他の参加者が言うには、この時の筆者はもはや疲れ果てていたように見えていたらしい。
幹事とPolandプレイヤーの立場を混同した批判を受けたり
秩序を訴えかけても無視を決め込まれるか、あるいは怒鳴り散らされ委縮せざるを得なかった。
Bremenを巡る戦争は確かにNetherlandsへの復讐としては十分役割を果たし
世界秩序は保たれるとPolandは思っていた。
しかし、これより後に起きた出来事を鑑みた時
今までの出来事はPolandが暗黒面に落ちていく序章に過ぎず
ブレーメン戦争はその分岐点に過ぎなかった。
公開VCからほとんどのメンバーが去った後、Poland/Ming/Netherlands/Hindustanだけが居残った。
Netherlandsは未だにマルチについて文句を垂れ流しており
MingとHindustanに慰められていた。
実際、ルール全6綱目の内の3綱目は
Netherlandsが要望を出して成立した物であったのだが、もはやそんな事は覚えていない様子であった。
しばらくして、話題はブレーメン戦争に移った。
筆者から見ても、この二人は似てるなと思える所はあった。
HRE戦争後のNetherlandsが口にしていた理不尽極まりない言葉の数々は思い出したくないレベルの代物であったのだが
Mingプレイヤーからは輝かしき論戦における勝利として記録されているようで、価値観が違い過ぎると感じさせられた。
その後も、NetherlandsとMingは、親Ottomans派のHindustanばかりかPolandという不確定要素が居るにも拘らず
平然とOttomans攻めについてどこと手を結ぶべきか等の方針について談じていた。
この二人には機密外交というステージは存在しないのか...。
筆者はリーク否定派の人間なので、その点加味して判断したのかもしれないが
居合わせたHindustanは盟友の危機を放置する訳もなく、Ottomansに通報をした。
Hindustanからのリークを受けとったOttomansは逆上し、すぐさま対抗同盟が呼びかけられた。
その事をHindustanがNetherlandsに暴露すると
当然Netherlandsは怒りを露わにして、場は荒れに荒れた。
ルール無し・リーク無し・ゲーム内時間内外交オンリー・ロースペックお断りなどなど
凄まじい勢いで文言を羅列して既存のマルチを壊して新しいマルチグループを打ち立てるべきと
大演説を繰り返すNetherlandsであったが、自分本位過ぎてついていけず適当に相槌を打ってその場を後にした。
しばらくして、Netherlandsは自分の感情を抑えられなくなったのか、
他のメンバーが居る時間に再び同じ話題を振っていた。
MingプレイヤーもHindustanのリークについて必死で抗議、糾弾を行っていたが同調する動きは無く
筆者が「親Ottomans派の前で計画を練っていた時点でお察し」と指摘しておいた。
そもそも、リークを巡っては外交の一環とみなされているので
プレイヤー間の評価には悪影響を及ぼすだろうけれど、ルール上は不問とされている。
何より極上の皮肉と感じたのは、Netherlandsプレイヤーに喋った事が数時間後には殆どのプレイヤーが知ると言われる程に
口の緩さで有名であり、自分で自分を批判しているような状態であった。
突拍子もなく暴れ狂う様に回りも何が何だかわからないようで、各所からお問い合わせがあったが
提案者の言っている事とやって来たことが矛盾していて説明に困ってしまった。
余暇を楽しんでいる最中、とあるプレイヤーからMingに関する密告があった。
話によると、MingはManchuに国を変えるのに際して"えげつない事"をしていたというのだ。
より具体的に触れると、以下の通りである。
1.Mingとしてゲームスタート
2.大量の借金をする→資金をMalayaに渡す→破産する→大量の借金を(ry
3.同時並行でManchuにMingプロビを売りまくる(コアが無くても買い取ってくれる
4.「反乱がやばいので、皆さん助けて下さい。」と各国に支援を要請する。
5.「PCが不調なので入り直します。」→リホスト
6.Manchuに入る
7.西洋化ボタンを押す
8.「まだ安定化しないので、もう一度入り直します。」→リホスト
9.Mingに入る
10.2~4の繰り返し
主題のブレーメン戦争の内容がおろそかにならないように省いていたが
今回のプレイ中に7回のリホストが生じた。
Netherlandsのそれも合わせると、合計で3回も人為的にリホストが引き起こされたことになる。
Mingプレイヤーはスペックを理由に欠席をせざるを得なくなったり
不調故に節々で申し訳ない事を陳謝していたのをよく目にしていたので
筆者は気遣って開始前チェック等を行っていた。
それを逆手に取っての行為を耳にしたとき、思わず脱力してしまった。
現に、「PCを再起動してくる」と言いながら3分足らずでゲーム退出からゲーム入室まで掛からなかったことに対して
「調子いいのか早かったね」等と他のメンツにツッコミを入れられていた。
この話を聞かされて唯でさえ気が滅入っていたにも関わらず、話題は破産の事に移った。
破産については、NetherlandsとHREが揉めに揉めている最中に
Mingから「破産するから、反乱鎮圧をお願いします。」といった具合の長文が送られてきていた。
真意を確認せず、てっきりMingを破産させた後にManchuに乗り換えて
Mingを殴っていくのかなと勘違いして、筆者はこれを了としてしまっていた。
しかし、蓋を開けてみれば聞かされてなかった金策の手段にそれは用いられており
送り先も回数も違う破産テクニックは、筆者が記録していたのは7回で多くて10回以上見たというプレイヤーも居た。
この時になって初めて筆者は、現行ルールが性善説に基づいて組み上げられている事を実感した。
今まで問題が表面化しなかった背景には、もちろん公平なプレイを志そうという
暗黙の了解があってこそだったのだろうが、主観的にどれが公平な行為か分からないというプレイヤーも少なからずいるのも確かだ。
完全に自信を失っていた筆者は、何名かのプレイヤーにどう処すべきか聞いて回ることにした。
「次やったら追放レベル」「チート紛いの行為なので注意してほしい」などの意見が寄せられる中で驚いたのは
Mingの反乱鎮圧に乗り出していたPoland/Ottomans/Russia/Malayaの中で今回の真相を知っていたのはMalayaだけで
他の3ヵ国は訳も分からず反乱鎮圧に従事していたという事実が発覚したのだ。
筆者は考える事を止めた。
現状ではプレイヤーと幹事という立場を混同されて十分な裁可を下せる気がしなかったので
マルチ最終日にまとめて指摘する事にした。
ブレーメン戦争後、HREは世界的に見て唯一無比の勢力を誇っていた。
かつて、HRE戦争を機に窮地に追い込まれたが
なんやかんやで荒波を乗り切りやっとここまでたどり着いた。
情勢がガラっと変わるであろうこの時期に、3ヵ国はアナライズして回るのであった。
今までは隣国の顔色を窺ってから行動する事を強いられてきたが
最早、遠慮は無用である。
Netherlands亡き後、その余す力は何処へ向かうのか。
そんな折り、皇帝陛下の意外な生態が暴露された。
やはりドイツ系民族は勤労をこよなく愛すようだ。
どうでもいい話だが、Polandの諸侯ロールプレイも始めた時は
ノリでポイポイ口にしていた部分があったが、この頃になると心の底から皇帝陛下と慕っていた。
外交に毒され過ぎずも腐っても居らず、他のプレイヤーと比べて純粋過ぎて
何かと支えたくなるタイプの人間なのだと思う。
ダメな上司に大量の腹心が付く"アレ"なパターン
例を挙げると劉備とか小田氏治みたいな、大体そんな感じ。