メディチ家の足跡

新しい帝国たち

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オランダの初期の国旗は世界最初の三色旗だった

16世紀の世界にはいくつもの帝国がありました
地中海の東半分を治めたオスマン帝国や、太陽の没しない帝国として名を轟かせたスペインなどです

栄枯盛衰、驕れる者は久しからず
これらの帝国たちにも衰退は残酷なほど平等に訪れます

変わって台頭してきたのはイギリスやロシア、オランダなどの新興国

新しい帝国の誕生でした

新しい帝国たち

この世界ではスペインはともかく、オスマン帝国は新興国の部類に入っています
現在のランキングでは二位のフランスを突き放して圧倒的な一位
定期的にマムルーク朝を侵略しているので恐らくどんどん強くなります
イタリアとは地中海の覇権をめぐって対立しているので少々面倒です

北ドイツではブランデンブルクが急速に拡大しています
皇帝が弱体化したのでそれを突いたのでしょう
イタリアはこの国に早くから目をつけており、今では同盟国として仲良くやっています ここ陸軍強いしね

因みに旧大国オーストリアは皇帝位をボヘミアに奪われています
イタリアとの戦争に負けたのがよほど響いたのか、すっかり斜陽の帝国となってしまいました
ざまあ見やがれ

こうなれば、弱ったオーストリアの頸木から逃れようとする国が現れるのも当然のことなのでした

ゼーゴイセンの狼煙

ゼーゴイセンとは、オランダ語で海乞食という意味です
独立を求めて戦うオランダ人を当時のスペインの宰相が「乞食共め!」と罵ったことに由来するとか
相手に言われた悪口を逆に自分たちの名前にしてしまうというのはなかなか面白いと思います
ゼーゴイセンたちはオラニエ公ウィレムの指導のもと、見事スペインを打ち負かしたのでした

ですが今回オランダが戦うのはスペインとは違い地続きのオーストリア
いつ頃からか始まった彼らの戦いは、押し寄せるオーストリア軍の前に終始劣勢のまま終わります
結局領土の南半分を奪われて和平しました 史実通りといえばそうかもしれませんが

しかーし、ここで大事なのは独立が達成されたという事実
独立を許したオーストリアの威光は地に堕ちました
大国の脅威が薄れたときに世が乱れるのは古今東西変わりません
戦いの本番は独立が達成された後にこそあったのです

血まみれヨーロッパ

発端はヨーロッパの端っこ、というかヨーロッパに入るかどうかすらも怪しいクリミア
クリミア=ハン国がどこに宣戦したのかわかりませんが、それが原因でイスラム対キリストとも言える大戦争が起こります
キリスト教代表のオーストリアと、イスラム教代表のオスマン帝国の戦いです

それだけではありません
今度はミュンスターがフリースラントに宣戦布告
ミュンスターはフランスに、フリースラントはオーストリアに助けを求めます
この戦争はフランスが大敗しましたが、それでもオーストリアの凋落は止めようがありません

さらにはポーランドがボヘミアに宣戦
新皇帝は即位早々に戦争をやる羽目になりました
ポーランドがボヘミアと戦争しているということは、ボヘミアの同盟国であったオーストリアも参戦するということであり
オーストリアの属国サボイも参戦するということ

そして、イタリアは何だかんだとピエモンテを諦めきれないでいたのです

戦争戦争また戦争

サボイはいつの間にかオーストリアの属国になっており、それがピエモンテを諦めた最大の原因でした
しかしオーストリアが戦争で苦しんでいるとなれば話は別です
領土を奪うには今以上のチャンスはありません 我々も参戦だ!

オスマン帝国と殴り合っていたオーストリアの脇腹を殴りつけるような形になりました
自らの犠牲を最小限にして勝つ これが戦略というものです

さらに、ロレーヌもバイエルンと一緒になってオーストリアに戦争をふっかけます
オーストリアと戦う国が増えればそれだけ楽になる がんばれロレーヌ

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阿鼻叫喚のオーストリア絵図

大した苦労もなく、ピエモンテの周りとフランスのコアを返還するという条件で講話しようとしていた矢先
オーストリアと殴り合っていたフランスの脇腹を殴りつけるような形でスペインが宣戦してきました
自分は血を流さずに勝利を得ようとは卑怯千万! 汚いぞスペイン!

当然フランスの同盟国イタリアにも参戦要求の使者がきました
フランスにはこの戦争にも参加してもらってるし、その前からずっと仲良くしている
あいわかった イタリア助太刀いたす

オーストリアと和平したイタリアはそのままフランス領内に入っていきます
卑怯者スペインに正義の鉄槌を下してやる
内陸まで侵入していたスペイン軍をしばいた後、勢いづいたイタリアとフランスはイベリア半島に侵攻します
悪い子は皆殺しだー

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喰らえ正義の鉄槌!

結局フランスがジローナを割譲させて和平
やはり悪は滅びるのだ!
と思っていたらフランスに同盟を破棄されました
うわーフランスも悪だったのかー!

ピエモンテを奪う準備が整ったイタリアは、オーストリアに宣戦布告します
最新武装を揃えた9万のイタリア軍がオーストリア軍をミンチにするだけの簡単なお仕事です

ってオーストリア軍多っ!流石は元皇帝、斜陽になってもこれほどの力を持っているとは
将軍の質もこちらのもやしっ子に比べあちらは相撲取り
なかなか厳しい戦いになりそうだ

結局イタリアは9万だった軍勢を4万ほどにまで減らしながら辛くも勝利
敵方にポーランドが参戦していたこともあって苦戦しましたが、勝てたのでそれはよしとしましょう

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フランスが一番怖い

イタリアは形がちょっとブサイクになりました
今日この日こそが本当のイタリア統一日なのかもしれません

帝国主義の目覚め

人的資源が700人弱まで減りましたが、それでもイタリアには明るい未来が待っています

イタリアは欲望のままにアジアを目指すのです

後に帝国主義と呼ばれることになるヨーロッパの海外進出

それがまだ正義だった時代のことでした

前 海だ!島だ!新世界だ!

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