DLC「King of Kings」を導入している場合、ペルシアミッションのスンニ派またはシーア派の分岐ルートを選び、その分岐ミッションの報酬として得られる君主制tier3改革「Court of Art and Culture」で利用できる属国形態です。
この改革を変更するとすべてのCultural Influenced Stateは独立します。
朝貢国にかなり類似した性能を持ち、"朝貢国以外の属国"と、ミッションやディシジョン条件に書かれている場合はCultural Influenced Stateも朝貢国と同じ扱いで考慮され、従属国としての外交の制約はあまり無く、同じ宗主国を持たない国から宣戦された際には宗主国を呼び出せます。受諾は任意です。
また、主要文化と一致するCultural Influenced Stateに対しPersian Influenceを消費(保有するCultural Influenced Stateの数× 20)することでvassalにすることができます。
これをするには実質的な開発度の上限はありますが外交評判を積むことでdev400まではvassalにできるでしょう。
Cultural Influenced Stateは外交行動のみで作成でき、戦争などでは作れません。
対象国の国教が自国と一致*1し、その国の首都が自国の交易範囲に属し、列強でないかつ自国より開発度が低ければ、作成することができます。
とはいえ、この条件に当てはまるすべての国をCultural Influenced Stateにできるわけではなく、aiが特定の基準(開発度や相手の外交評判など)*2で判断して、受諾した場合のみです。
そして、前項で述べた通り主要文化と一致するCultural Influenced StateはPersian Influenceを消費することでvassalにできますが、そのためには対象国の主要文化を変えさせる必要が出てきます。
「Court of Art and Culture」の改革からPersian Influenceを用いることで外交行動もしくは戦争で自国の主要文化を押し付けられます。
外交行動の場合は10、戦争の場合は30必要です。
Cultural Influenced Stateにできる国は基本的に外交行動で押し付けられるでしょう。
詳しくは英wiki
ではどうすればPersian Influenceを貯められるかですが、方法としては、
1.高レベルの芸術家・哲学者の顧問を雇う(内政顧問のレベル×0.03だが芸術家か哲学者の場合はレベル×0.1)
2.威信を高める(威信100時、0.25)
3.Promote artのディシジョンを有効にする(+0.1され、イベントがたびたび発動する。詳しくは開発日誌)
4.宮廷アイデア(0.1)、ミッション、モニュメントの利用(ゴレスターン宮殿のモニュメントはtier3時、0.1貰える)
5.異文化のCultural Influenced Stateを多く抱えず、主要文化に変更させる(異文化の属国数×-0.2)
6.異文化グループかつ非受容文化である州をあまり多く抱えない(州数×-0.01)
使い道としては、上にも書かれているとおり、主要文化を押し付けたり、vassalにさせたりするときにも使えますが、政府改革画面でpresian influence100を使うことで、属国の開発度に応じたダカットを得る、属国の開発度に応じた人的資源を得る、全従属国との評価と信頼を上げる、という3つの内一つの能力を使用できます。
詳しくは英wiki
vassalにする際にCultural Influenced Stateの数×20のPersian Influenceを消費するので1つの国だけをCultural Influenced Stateにして、vassalにしてから別の国をCultural Influenced Stateにして繰り返すという感じでしょうか。
ただ、これを繰り返せば、外交枠は圧迫しますし、外交併合も間に合いません。
dev100以上の国を属国化できるのはとても魅力的でしたが、この点がCultural Influenced Stateのそこまで強くない理由です。
オスマンのエヤレトシステムと比べるとどうしても見劣りします。
そこで、幕府と組み合わせることで外交枠や独立欲求の悩みが消えて大分使いやすくなるのではないのかと考えました。
欲を言えば、交易範囲が伸びるエヤレトと併用したかったのですが、ペルシアのエンドゲーム化で断念。
以下、実践手順です。
1.36からイラン文化グループに変更することでティムールでも直接ペルシアへ変態可能となりました。
国力が高いため、ティムールを選択。
イラン文化グループへの変更は、アジャムとファールスのみを併合してペルシア文化の多い部分のみをステートにすることで容易にペルシア文化に変更が可能です。
ティムールから日本までは距離が遠く、正攻法では幕府になるのはかなり時間がかかるでしょう。
そこでNo CBソロンを行い従属国にして、その後にアイヌを属国化してそこから日本に攻め込みます。
初期のティムールはソロンを発見してませんが、同盟のノガイからチベット→華北→満洲という風に地図を共有してもらいます。
チベット→華北のところをモンゴルだけにすれば手数が減りますが、チャガタイとウズベクが通れないので仕方ありません。
ここで厄介になるのが、ペルシア変態時に伴い制定されるtier1のペルシア政府は政府改革の変更ができません。
そこで2つの方法があります。
1.ゾロアスターに改宗してペルシア政府を外す
2.神権制に政体変更した後に再度君主制に戻す
これらを使えばペルシア政府が外れるので、あとは日本文化に変更し京都に遷都して幕府を制定すれば完了です。
1はペルシアミッションのゾロアスタールートを使えば簡単ですが、今度はCourt of Art and Cultureを使えなくなるので、狂信者改宗しかないです。
今回は時間はかかりますが、2を採用します。