前回に引き続き、霧島がアベさんのアシスタントとしてお送りします。
何だ霧島、メガネを変えたり前髪いじったり雰囲気変わっているじゃないか。
(……興味がないのにさりげない女性の変化にすぐ気付くなんてさすがアベさん。イイ男すぎますっ!)
前編登場時がしゃきっとしていませんでしたからね。
今回は心機一転、艤装と眼鏡を新調してみました……如何でしょうか?
マリーは普通に結婚して普通に子供を産んでいたんですね。
てっきりオリバーとの身分違いの恋に物語が発展するとばかり思っていました。
著者は世界統一にそんな甘ちょろいロマンスは存在しない!とか言ってたぞ。
「英国王のスピーチ」という映画でも有名なエドワード8世みたいなことをしてみろ。
君主の力がまだ強いこの時代にしたら悲惨な国家崩壊を招くだろ。
※エドワード8世=即位1年後に結婚を許されなかった女性と結婚したいが為に自ら退位した。映画の主人公は次代英国君主であり弟の「ジョージ6世」。
ジョージ6世は現在の英国君主エリザベス2世の父親でもある。
ちなみにジョージ6世は即位前は「女王想話」でもお馴染みの爵位であるヨーク公だった。
高貴なる身分の者は不自由ということでしょうか。
それとも一般人と貴族(王族)の感覚の違い…?
霧島的には理論的な考察を心掛けているつもりですが難しいものですね。
もう一つ質問したいことがあります!
この項目のタイトル、「プリンス・オブ・ウェールズ」というのは前回講義で教わったことから察すると、ウェールズ地方を支配する王子という意味ですか?
戦艦※じゃないですよね?
※同名の戦艦がイギリスに存在する。まるゆのホーム的にそっちが頭に浮かんだらしい。
英国次期君主である男児が伝統的に持つ称号だな。
史実現代イギリスの王位第1位継承者であるチャールズもプリンス・オブ・ウェールズだ。
つまりプリンス・オブ・ウェールズ=次期英国君主だ。
先ほど解説した映画の主人公「ジョージ6世」は兄がいきなり退位しなければ王位に就く予定がなかったから在位前はヨーク公(プリンスオブウェールズではなかった)だったわけだぜ。
この章ではあまりにもマリーが長生き(最終的に享年75)してしまったこともあって、イベントで次期君主ヘンリー(王位についていれば7世)が死んでしまったというところだな。
ここから先のマリーの後継者達も長生きで治世も長い連中ばかりだ。
治世が短いのもいるが、それは前君主の治世が長すぎて君主になった時点で高齢だったからに過ぎない。
この時代の割に平均寿命が長いということですか
健康に気を使っていたのかしら…?
そういえば前王ヘンリー6世も精神錯乱していた割に結構長生きでしたね
長生きなのが短所ですか?
健康で長生きなのは良いことだとまるゆは思います。
高め能力なのに君主がやたら長生きするせいで後のイングランドに悲劇を招くことになる。
これは御伽噺に絡めて表現されると予告しておこう。
ただこの時の筆者は「よっしゃ!ADM0の後継者が死んだぞラッキー!」くらいにしか思っていなかったようだ。
むしろ死んで欲しいから将軍化して戦場に出してたしな。
私としては御伽噺を読んだ後にあまり聞きたくなかった裏事情です…。
そしてルターが1514年に「95ヶ条の論題」を発表したことで宗教改革がスタートする。
私の記憶が正しければ「95ヶ条の論題」は西暦1517年発表です。
「そのズレはDHE(ダイナミックヒストリカルイベント)だからだよ」
このセリフによって史実イベントが生じる年代の齟齬は全て解決だ。
現実もいつイベント起きるかわからんからDHEみたいなもんだしな。
(ヒストリカルではないが)
なるほど。
空母の時代になったなら近接して殴り合えばいいのよ!というような発想の転換が重要ということですね。
(…まるゆには二人が何を言っているのかさっぱり理解できません)
アシスタントが積極的に話をずらしにくるのも考え物だな。
ツッコミ担当と思っていた人物がボケだったというのも計算外だぜ。
この宗教改革の始まりがそもそも筆者にとって大きな誤算だったんだ。
誤算なのですか?
まるゆもEU4の勉強がてら他作者さんのAARも読んでいるのですが、大概のヨーロッパプレイで起きてますよ。
ああ、ここで筆者の過去AAR作品を見てみてくれ。
それが筆者のEU4プレイ履歴だからな。
えっと、第1作目が日本大名今川家でのプレイ「今川家の野望」
2作目がCoP導入でのチェロキーリプレイ「ナミダクン、サヨナラ」
そして3作目がこのAAR「ハートマン軍曹白熱教室」ですね。
これが一体……ってまさか!?
?
2回完走している中堅プレイヤーとしかまるゆには思えません
……その中身が問題なのよ、まるゆ。
この作者の人、全然ヨーロッパ国でプレイしていないわ。
唯一プレイしているのはこのAARにおけるブランデンブルク。
しかも1回戦争勝利して辞めてるから宗教改革時代まで辿りついていない…?
その通りだ。
正確にはAARにしていない初回完走時のオランダプレイがあるんだが、その時はプロビ数が少ない上に相変わらずの脳内妄想RP的要素で改宗したから宗教内乱に至らなかった。
この筆者、宗教改革の存在事態は微かに覚えていたんだが宗教内乱が「何が原因で起きて、どうすれば終わるのか」ということをまるで知らなかったんだな。
ちょっと待ってください。
仮にも「不可能な実績」に挑戦しようとしてるんですよ。
下調べとかテストプレイとかしていないんですか!?
無謀なことに……一切していないようだ。
百年戦争だけは講義でAARにする際、再現性があるのか確認する為に複数回プレイしていたようだが…。
全部終わった後だから偉そうに講釈垂れてるだけだろ(キッパリ)
「行き当たりばったり」
これは今までのAARも含め、この筆者に共通するパターンだ。
他AAR作者さんだと、ミッション発動条件とか知っているように見えますがそういうのも知らないのですか?
今でも知らないからAARでミッション関連の解説をしたことが一度もないみたいだぜ。
初心者講座でも完全に忘れていて触れていないくらいだ。
「これ安定度保って数年我慢すりゃ終わるよね」
5年経ち、オリバーが一人将軍体制でがんばってひたすら反乱鎮圧。
10年経ち、マリーが死んだ後もオリバーががんばって一人で鎮圧。
何かがおかしい。
何故終わらない。
摂政評議会だから戦争していない(出来ない)のに反乱鎮圧で人的資源がぼろぼろ。
すぐに反乱が起きるから常時維持費マックスで金もなくなってきた。
宗教統一度をあげればたぶん終わる!
だがプロテスタントに改宗したばかりのプロビはreligious zealotがついているから改宗困難。
ここでidea1手目がdiplomatic、2手目がOffensive(強行軍信奉)、3手目に改宗したいというその場しのぎの為にReligiousを選択する。
といっても布教強度を上げられるのはReligiousの4つめだ。
あまり意味がなかった。
しかしこの選択は苦し紛れのわりに後で功を奏す。
布教強度目当てでReligious idea…?
それなら対抗宗教改革を待ったほうがいいのでは?
現に3話ではそうしてるみたいですし…。
だからこの時筆者は「あ、これ詰んだわ…」と諦めかけた。
これが第1次詰んだ事件だ。
…もういいでおじゃる。
フランス併合で実績は取れたし、コメントに残した通りまったり他作者様のAARを楽しく読んで次回DLCでも待つでおじゃるよ……。
脳裏によぎる諦めの言葉。
そんな時、筆者のゴーストは囁いた。
諦めんなよ、諦めんなよお前!
どうしてそこでやめるんだそこで!
もう少し頑張ってみろよ!
ダメダメダメダメ諦めたら。周りの事思えよ、応援してくれる人達の事思ってみろって。
あともうちょっとのところなんだから。
マリーだって悲しみにくれているところ、イギリスの為だってとぅるるって頑張ってんだよ!
ずっとやってみろ!必ず世界征服を達成できる!
だからこそ Never give up!!
修三はさすがにネタとしても一回ここで放置した筆者は女王マリーの一族に世界を統一させるという脳内妄想を実現させたいが為、どうしても諦めきれなかった。
ええっと……それもさすがにネタか誇張表現ですよね?
本気で女王想話みたいなストーリーを脳内でやりながらプレイしていたわけじゃないですよね?
終わった後にプレイ記録から後付で作られた御伽噺ですよね?
とにかくここで諦めたくなかったから、この段階でようやく宗教内乱を終わらせる為の情報を探し始めた。
といってもググればすぐわかったんだが。
宗教内乱を終わらせる条件
プロテスタント、改革派の割合が20%を下回ること。
これを知った時、筆者は嘆いた。
宗派変更で税収低下>お金がないコンボと人的資源回復の為にフランス併合(高税収プロテスタントプロビを抱えている)したから遠のいてしまったと。
何も下調べしないことによる無知と失敗がこの後何度も繰り返されるが世界統一実績は取れる。ということだ。
実績挑戦に迷う者達の敷居を下げようと思って言っておきたかったようだな。
ただEU4スレ世界征服記録にも書いてあることだが最低限百年戦争をクリア出来るくらいのテクニックは必須だ。
これさえ身に着けていれば他の実績狙いでも役に立つだろう。
この著者の書いた台本を読まなくてはならないなんて…先が思いやられます。
今まで項目最後に記されていた宮廷歴史家著というのはこのギボンさんの一族でしたか~。
でも宮廷歴史家という職を聞いたことがありませんね。
現実には存在していないのでは?
似たような業務を受け持っている職はあるのかもしれんが、この話のようなことをしているわけではないだろうな。
この項目は完全にストーリー上の伏線だ。
特にゲーム的には解説することもないな。
確か「Queen save the god」って御伽噺の副題です。
霧島が目をつけたのはこの項目です。
この項目不味いでしょう。
「君が代」の歌詞を改変しているようなものですよ。
そんな可能性考えられませんがイギリスの方が読んだら怒られるかもしれません。
筆者的にはこの程度で目くじら立てないとロックの国のクレメンティアを信じているってところだろう。
https://www.youtube.com/watch?v=SHS52snI1ns
(Link:you tube イギリス国歌「神よ女王陛下を守り給え(God Save the Queen)」)
現実にはこの曲だな。
筆者がプレイ開始前のロード中にいつもこの曲を聴いて集中力を高めていたらしい。
第九のように大勢で歌うと映える素晴らしい歌だ。
※第九=ベートーヴェンの交響曲第9番のこと
注意点はこの曲が今の形で発表されたのは18世紀。
さすがに「DHEなんだよ」で誤魔化せる範囲を超えているぜ。
この後も別の女王が即位するが脳内妄想でこんな無茶しそうにないからここに後付で突っ込んだわけだ。
おお神よ我らが慈悲深き女王を守りたまへ
我らが気高き女王よとこしへにあれ、
神よ女王を守りたまへ
君に勝利を
幸福を栄光をたまはせ
御世の長からむことを
神よ女王を守りたまへ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A5%B3%E7%8E%8B%E9%99%9B%E4%B8%8B%E4%B8%87%E6%AD%B3
(Link:wiki 女王陛下万歳 項目)
ゲーム的にはマリー1世の治世でどこまで版図が広がったのかってところだ。
スコットランドの属国化、及び併合。
ヘンリー6世治世で属国になっていたアイルランドの併合。
ブルガンディ公国の領域侵犯、イベリア半島北部の占領、レコンキスタしたばかりなのにグラナダ開放&外交属国化。
オスマン解体前の橋頭堡確保。
ノヴコロド属国化とモスクワ叩いてノヴコロドに全コア返還、クレームつけていたところも渡す。
モスクワ東進阻止の為に囲いに行く。
(モスクワから奪った非コアプロビを周辺国に売る為にここではある程度直接割譲させている)
ついでにブルガンディ戦の時についてきたので選定侯のザクソンを単独和平で属国化しました。
ブルガンディもイベントでプロビがフランスに継承されないかなと期待してたようだがフランスが属国状態だとイベントが起きない。
この辺も下調べしていないから後でわかったことだ。
この状態のイングランドは大英帝国にチェンジできるはずですが何故行わないのでしょうか。
だが真の理由は「脳内妄想縛り」中だからだ。
今川日本の「美しい国」、チェロキー時代のマロがカトリック改宗を嫌がるように状況が許すならこの手の脳内妄想縛りをしょっちゅうやっているのがこの筆者だ。
たのしくあそべりゃこまけえことはいいんだよ!ってことですね。
いろんなEU4ソルジャーが世の中にはいるものですね~。
次期君主ジェームズの登場です。
5/4/3となかなかに優秀な能力です。
密かにヘンリーの死を願った甲斐があったようですね。
さすがに70を越えたマリーの子供のわけがないから女王想話下ではあのような設定になったらしい。
ゲーム内部でも70越えた女君主の後継者が実子のわけがないと思っているのか正統性がaverageだった。
死んだヘンリーが50越えていたから孫の可能性もあるが直系の男子が後継者でaverageってことはないだろう。
いちおう脳内ドラマだけじゃなくてゲームに沿って設定はされていたようですね
この手の妄想はCK2をプレイしているとゲーム結果を見て同時に行えるらしいからな。
…筆者だけかもしれんが。
まるゆ的にはこの「もう一人のマリーと二人の狂信者」っていう項目が一番わかりませんでした。
書いてあることがちゅうしょうてきというか、とにかくちんぷんかんぷんです。
この項目のメアリー(mary)・テューダーの肖像画は史実のメアリ女王即位前のものだ。
無理やりDHEで史実より早い登場だがメアリ女王がランカスター朝下では侍女としてマリーに仕えるという設定だな。
※メアリー1世=史実ではイングランド女王。この次の英国君主がエリザベス1世で彼女の姉にあたる人物。
女王の侍女というのは召使(メイド)みたいな存在ではなく、学のある確かな血筋の女性が就く秘書のような役割の職業だ。
そういえば深い学識の持ち主で有名な源氏物語作者「紫式部」も天皇の奥方(中宮)藤原彰子の侍女でしたっけ。
現実のメアリー1世も諸々の事情で妹エリザベス1世の侍女に貶められた時期があるくらいだ。
これはマリー即位時のモデル画像にエリザベス1世の即位画像を用いたことに対するミッシングリンクでもあるようだぜ。
さすがに妹に仕えることを強制されるのは嫌がったメアリーだったが、もう孫と祖母位の年齢差があるカリスマ溢れる女王には心服したわけだ。
そしてプロテスタントの台頭と同時に、カトリックからマリー教原理主義者過激派に転向したものがまた一人誕生してしまった。
というのがこの項目のあらすじだな。
???
やっぱりまるゆには意味がさっぱりわからないようです。
とにかくメアリさんとオリバーさんは無事結婚したってことですかね
マりーざんがじんでじまいましたーー
まるゆったらいきなり泣かないでよ。
私まで悲しくなってくるじゃない!
筆者にもプレイし続ける原動力(妄想力)を与えてくれた女王の死だな。
次期国王のジェームズはまだ2歳。
成人するまで戦争はお預けだ。
未だ続いているオーストリアからの同盟で参戦はしてたりするけどな。
真面目に取り組まなかったから対外戦争をやってないのも同然だ。
あまり触れなかったがここまで宗教内乱以外に問題がなかったわけじゃない。
政治点をケチるスタイルの影響で建物をまるで建ててない。
それに加えて属国多用していることもあって収入が伸びてないし、人的資源も戦争続きでほとんどない。
傭兵の割合が増えているから支出増加。
更に傭兵は一時的に使用する際はいいのだが、ユニット交代されないから交代時期に差し掛かると入れ替えないといけなくなる。
これらの事情で支出を抑える為、+2アドバイザーから+1アドバイザーに落とさざるを得なかった。
これがフランス併合を焦らなかった理由のもう一つだ。
なるほど…。
人的資源の枯渇を賄う為に軍事力をフランスに負担させておきたかったんですね。
それに建造物も同君併合でキープしておけば勝手に領内に作りますし。
御伽噺のほうでフランス閥の貴族がモスクワ遠征に反対したというくだりがあっただろ?
それがオリバー躍進のきっかけに繋がりましたね。
本人にとっては不本意だったのでしょうが。
あれは軍事力(人的資源)をフランス(NPC)に負担させていたからモスクワ方面まで軍を持っていってくれなかったってことの表現らしい。
オスマンには通行許可を取ってなんとか辿りついてくれたんだがな。
さすがにアタッチとか利用してもモスクワ方面までは誘導できなかったようだ。
小国属国なんかは外交関係枠をさほど使ってないから通行許可を駆使して遠方の戦地まで来るが、SoS(属国の属国)を抱えているフランスなんかは非常に動きがにぶい。
ついでに大国相手にする際のコツをいっておくと、傭兵一ユニット雇って(人的資源が余ってるなら傭兵でなくてもいいが)全滅してもいい偵察部隊を用意しとくことだ。
その偵察部隊を使って敵主力さえ補足しておけばロシア凍土を駆けずり回って兵士を磨り減らす危険性も下がるぜ。
先に主力補足して殲滅しておけば周辺国家がハイエナのように群がって戦力になってくれる可能性もあるしな。
大国は敵も多いから非常に期待できるぞ。
(抑えておきたいプロビは前もってキープすることを忘れずに)
えぐえぐ……ふぅ……やっと落ち着いてきました……。
ああ、そうだ!
ルターさんはともかく、コロンブスさんが何でこんなところで出てきたのでしょうか。
それは私から説明するわ。
マリーが世界を統一するという夢を抱いていたのは知っているわよね?
自分が知っていた「世界」がコロンブスのアメリカ到達(アメリゴ・ヴェスプッチ等の探検家の代表例としてコロンブスをあげている)のせいで広がってしまった。
それさえ知らなければ征服しなければならない「世界」が少なくて済んだのに…。
というような考えから妨害されたと思ったのでしょうね。
ただ彼女は傲岸不遜でありながら謎の犬の忠告通りに人の仕組みや学問を学び、分析し、飲み込んで血肉としたリアリストだ。
必ずしも自分の治世でそれを成し遂げられるとは信じていなかった。
だから宮廷歴史家なる制度を用意した。
ところで霧島はEU4プレイヤーがNPCと違って持っているチートとは何だと思う?
一般的には史実の世界地図を知っているとかNPCの挙動を知っているとか、そういう点でしょうか。
それも正しい。
しかしもっともチートなのは一人のプレイヤーが一貫した意志を持って377年間同じ国の統治をしている点だと筆者は考えているそうだ。
複数の人間が携わらなければ目的を達成できない御伽噺の中の人物であるマリーは自らの意志(世界征服したい)を後継者に受け継がせる為にはどうすればいいのかと考えた。
その結論の一つが卓越した筆力を持つ宮廷歴史家に自らの目的が素晴らしいものであると魅力的に描かせ、後継者達に共感させることだった。
実際は筆者がそのパートを書いてるからまるで魅力的に映っていないが本来は「世界征服ほど崇高で面白そうな使命はないぞ!」と思わせるような内容になっているのだろう。
どうしてもこの手の想いはしっかりと伝えないと人が増えるごとに、代が重なるごとに薄れていく。
幼王に直接伝えることがもはやできないと悟ったからマリーは宮廷歴史家制度を用意したのだろう。
ほえー、なんとなく伝記を作りたかったってわけじゃないんですね
世界統一をイングランド君主が抱える責務(must)ではなくやりたい(want to)と思わせられるような治世録、回顧録を描ける筆力を持つ人物。
それがギボン一族だったわけですか。
幾ら王といっても人間です。
やれと言われてやりたくないことをし続けるのは難しいですものね。
最後に気になるのがハーツオブアイアンです。
何でこれだけカタカナ英語なのでしょうか?
この回はゲーム解説というより、ストーリー解説とプレイヤーの苦難解説が多くなってしまいましたね。
もう長くなってきたので一端区切りますか?
そうだな、変な茶番を入れるせいでどんどん長くなってきやがる…。
こんど脚本家に文句言っておくか。
世界征服解説第3回「侵略と宗教危機」中篇 完
世界征服解説第4回「侵略と宗教危機」後編に続く。