今回は講義というよりただのメモみたいなもんだから内容の精度は気にしないでくれ。
こっちではある程度精確なデータを載せておくより、気楽に考察でもしてみようと思ってな。
本当は既存戦闘講座に追記することで終わらせようと思ったが思ったより長くなったので新規ページを立ち上げさせてもらった。
EU4スレで少し話題に上っていた砲兵と兵種の割合について考えてみることにした。
概ね結論はEU4英語wikiに乗っていたところに辿りついたが、その結論に至るまでの過程を語っていこう。
これが砲兵支援を受けている歩兵
(837/1000、士気2.37/3.5)
こっちは隣の砲兵支援を受けていない歩兵だ
(732/1000、士気2.09/3.5)
(11日経過)
こちらは前回SSから11日経過した砲兵の支援を受けているオランダ歩兵
(兵数639/1000 士気1.33/3.20)
そしてこちらは11日後の支援を受けていないオランダ歩兵だ
(兵数498/1000 士気0.51/3.20)
次に砲兵で攻撃を加えている敵歩兵を見てみよう
こちらはスペイン軍中央の歩兵(オランダ軍砲兵の攻撃を受けている歩兵)
兵数74/1000 士気0.39/4.50
こちらはスペイン軍中央脇の歩兵(オランダ軍砲兵の攻撃を受けていない歩兵)
兵数482/1000 士気1.65/4.50
この日の両軍1ユニットの兵数状況と士気値を式にしてまとめてみよう。
スペイン歩兵はどちらも自軍砲兵支援を受けているぞ。
オランダ歩兵(+砲兵支援) | オランダ歩兵(支援無) | ⇔ | スペイン歩兵 | スペイン歩兵(+被敵砲撃) | |
兵数(最大1000) | 639 | 498 | ⇔ | 482 | 79 |
士気値 | 1.33/3.20 | 0.51/3.20 | ⇔ | 1.65/4.50 | 0.39/4.50 |
一部隊ごとの勝負だとオランダが勝ってるようにも見えるけれど、実際は対等条件ではないでおじゃるな
オランダは将軍有り、スペインは将軍無しでおじゃる。
これは敵との数値を見比べるより砲兵支援を受けた結果としての自軍同士で見比べて欲しいワン。
それ以外は他の条件が対等ではないので比較にならないワン。
自軍同士で比べるということは…支援有りオランダ軍と支援無しオランダ軍だから…
兵数では砲兵支援有りが639、無しが498ですね!
これも支援を受けている分ダメージが少し減っていることがわかります
どちらかというと士気値がやばいでおじゃるな
砲兵支援有りが1.33/3.20で無しが0.51/3.20とは数値で見ればかなり差がついたでおじゃる。
もっと差がついたのはスペイン側のほうだろう
兵数で砲撃受けている側は79人、受けていない側は482人。
士気値でも砲撃受けている側は0.39/4.50。
受けていない側は1.65/4.50とかなり差がついてしまっている。
砲兵支援があれば自軍被害も敵に対する攻撃力も全然違うんですねぇ…。
砲兵支援無しで有りの部隊と戦うと1.5倍の敵を引き受けているようなものだからな
戦闘正面が限られている以上、ぶつかり合う部隊の数が増えれば増えるほど砲兵の重要性が増してくるだろうな
例えばでおじゃるが、将軍やら技術補正やら全ての条件が同じで歩兵1万VS歩兵5000+砲兵5000(合計1万)が戦ったらどっちが勝つでおじゃろうか
さっきの戦闘は1部隊(+砲兵の有無)ごとの結果だからな。
全体で見れば話は変わってくるだろう。
歩兵1万の部隊が正面5000の相手に対して戦闘に参加できるのは7000で残り3000が死兵になってしまう
機動1の歩兵が攻撃すると対面の敵とその両隣が攻撃できる。
機動2(初期の騎兵)であればさらに+1マス分横に攻撃可能。
攻撃不可能な位置に配備された場合は戦闘に参加できない。
そのことから歩5砲5部隊の両サイド歩兵は常に2倍の敵から攻撃を受けることになるな。
一方で砲兵の支援を受けているから全員が単純計算で1.5倍強化されていると考えよう。
(0)(1.5倍)(1.5倍)(1.5倍)(1.5倍)(1.5倍)(0)
※歩兵1万の部隊による戦闘参加可能7000のダメージ分布
(2倍)(1倍)(1倍)(1倍)(2倍)
※歩5000&砲5000部隊の正面歩兵5000のダメージ分布。
実際には砲兵の防御支援があるがその差は敵1.5倍のダメージに内包している。
この状態からお互い2000ずつ歩兵が壊滅したとしよう。
というかダイス目も含めて同数値で推移するなら先にやられるのは歩兵5000砲兵5000側の両サイドだな。
(4倍)(1倍)(1倍)(1倍)(4倍)
※歩3000&砲5000部隊の正面歩兵3000&前面に出てしまった砲兵2000のダメージ分布。
砲兵は前面でダメージを受けると2倍ダメージ。
(0)(1倍)(1.5倍)(1.5倍)(1.5倍)(1倍)(0)
※歩兵8000の部隊の戦闘参加可能7000兵ダメージ分布。
両サイドは敵砲兵からのダメージのみになっているので1倍に低下。
更にお互い2ユニット壊滅したとしよう。
実際には歩兵オンリー側は初期から1.5倍ダメージを受け続けている真ん中3ユニットが先に全滅だろうけどな。
(4倍)(2倍)(1倍)(2倍)(2倍)
※歩1000&砲5000部隊の前面に出てしまった歩兵1000砲兵4000のダメージ分布。
(0)(1倍)(1倍)(1.5倍)(1倍)(1倍)
※歩兵6000の部隊ダメージ分布。
参加人員が少ないと歩兵の両サイド側面攻撃でどんどん砲兵支援側のダメージが増えていってます。
騎2000+歩8000VS砲5000+歩兵5000とかだったりすると更に差が出るだろう。
砲5000+歩兵5000の両サイド歩兵は白兵フェイズで騎兵1&歩兵×2の3ユニット分ダメージを受けるからな。
白兵に限って言えば騎兵は歩兵の2~3倍ダメージがあるから両サイド歩兵が受けるダメージは上記簡易例で示せば4~5倍だ。
それで歩兵が潰されて砲兵が前面に出たりすると更に2倍で8~10倍のダメージを受ける。
砲兵が真価を発揮するのは敵部隊と同数以上の前衛部隊を用意できた時ってことでおじゃるなぁ。
敵より前衛部隊が少ない状態で砲兵で数の差を埋めてしまうと側面攻撃で端から順番に壊滅するでおじゃる。
さっきは歩10000VS歩5000+砲5000だったが、さすがに歩30000VS歩15000+砲15000なら砲兵いる側が勝つと思うぞ。
この場合だと歩兵オンリー側は死兵になる歩兵の数が多すぎるからな
歩兵オンリー側の参加可能人数は17000。砲兵交じりは30000フルで戦っているようなものでおじゃる。
(注:歩兵マニューバーが1の場合)
更に山岳地帯で戦場幅が狭まっている場合等は砲兵交じりのほうが強いでおじゃる。
兵数ダメージだけで見ていますけど実際は士気ダメージ累積して歩兵オンリー側は敗北になりそうです
(ⅰ)砲兵支援有りと無しとでは大分差が出る。特に士気値。
(ⅱ)砲兵の有利を生かすには戦う予定の敵部隊前衛と同数以上の自軍前衛部隊を用意しよう
(ⅲ)砲兵の配備割合を考える時は自軍よりも敵軍の部隊次第。汎用性で考えるなら側面壊滅によって前面に出ない程度の割合に抑えたほうが良い。前面と同数だけ砲兵を用意してしまうと側面歩兵崩壊後損害が増えてしまう
敵軍に応じて考えるのが面倒ならトーテム流では前衛部隊の1/2くらいの砲兵数が無難だと思うぞ。多くても2/3だろう。
人的資源が少なくて収入があるというタイプの国なら砲兵多めにして人的損害を回避という考え方もあるでおじゃる。
砲兵については前項で考えてみたが騎兵についても考察しておこう。
この考えとセットでないと砲兵割合の最終結論が出せないからな。
マロは両側面埋めるために2~4ユニット配備しているでおじゃる。
実は騎兵ほど時代ごと……技術レベルの影響を受けるユニットはないんだワン。
ここでも大雑把に分類して考えてみるだワン。
(1)歩兵火力が生じる前の序盤(技術レベル12以前)
(2)歩兵火力時代の到来した中盤(技術レベル12~17)
(3)側面機動力が増加する終盤(17以降)
1と2は何となくわかりますけど、3がまるゆにはよくわかりません。
後、考慮しておきたいのは西洋技術グループだと騎兵割合が50%を越えると戦術にペナルティを受けることだな。
この関係から必要以上に増やすと瞬間火力は増やせるかもしれんが自軍損害は結局増えるぞ。
戦術(tactics)=戦闘計算式では唯一ダメージの減産を担当している数値。規律やコンバットアビリティは全部ダメージ増加ソース。
LV | 名前 | 歩兵 | 騎兵 | 砲兵 | 士気 | 戦闘幅 | 戦術 | 供給限界 | 機動 | その他 | |||
白兵 | 射撃 | 白兵 | 射撃 | 白兵 | 射撃 | ||||||||
0 | 前中世的軍事 | 0.20 | 0.25 | 0.80 | 0.00 | 0.05 | 0.00 | 2.0 | 15 | 0.50 | +0% | +0% | |
1 | 中世的軍事 | 0.30 | 0.25 | 0.80 | 0.00 | 0.05 | 0.00 | 2.0 | 15 | 0.50 | +0% | +0% | |
2 | 東方群衆兵 | 0.50 | 0.25 | 1.00 | 0.00 | 0.05 | 0.00 | 2.0 | 20 | 0.50 | +0% | +0% | |
3 | 土塁 | 0.50 | 0.25 | 1.00 | 0.00 | 0.05 | 0.00 | 2.5 | 20 | 0.50 | +0% | +0% | 要塞Lv1 |
4 | 長槍方陣 | 0.50 | 0.25 | 1.00 | 0.00 | 0.05 | 0.00 | 3.0 | 20 | 0.75 | +0% | +0% | 武器工場(Armory) |
5 | 長槍の規格化 | 0.65 | 0.25 | 1.00 | 0.00 | 0.05 | 0.00 | 3.0 | 22 | 0.75 | +50% | +0% | |
6 | 火縄銃 | 0.95 | 0.25 | 1.00 | 0.00 | 0.05 | 0.00 | 3.0 | 24 | 1.00 | +50% | +0% | |
7 | 前車 | 0.95 | 0.35 | 1.00 | 0.00 | 0.05 | 1.00 | 3.0 | 24 | 1.25 | +50% | +0% | |
8 | 長槍と射撃 | 0.95 | 0.60 | 2.00 | 0.00 | 0.05 | 1.00 | 3.0 | 25 | 1.50 | +50% | +0% | 練兵場(Training Field)、国境警備隊(March) |
9 | 星形要塞 | 0.95 | 0.60 | 2.00 | 0.00 | 0.05 | 1.00 | 3.0 | 25 | 1.50 | +50% | +0% | 要塞Lv2 |
10 | 驃騎兵 | 0.95 | 0.60 | 2.00 | 0.00 | 0.05 | 1.00 | 3.0 | 25 | 1.50 | +50% | +25% |
(EU4wiki陸軍技術ページから抜粋した技術表)
(1)の序盤時代は6~7(火縄銃時代)を除いて白兵では歩兵の2倍ダメージが確保されている。
ただ8~10はすでに射撃フェイズでそこそこのダメージを受けるから、6以降は騎兵を歩兵の前面に立たせるのは辛いところだ
射撃フェイズで一方的に士気ダメージ受けるのがキツイでおじゃる
士気ダメージはダメージを受ければ白兵射撃フェイズ問わずに受けるからな。
それでも技術値が低いからそこまできつくは無い。
これも砲兵と同じく適当な例で考えてみよう。
<<ケース1、歩兵5000VS歩兵3000&騎兵2000>>
陸軍技術レベル2で先ほど同様ダイス目も含めて同じ値で推移するものと想定しよう。
LV | 名前 | 歩兵 | 騎兵 | 砲兵 | 士気 | 戦闘幅 | 戦術 | 供給限界 | 機動 | その他 | |||
白兵 | 射撃 | 白兵 | 射撃 | 白兵 | 射撃 | ||||||||
2 | 東方群衆兵 | 0.50 | 0.25 | 1.00 | 0.00 | 0.05 | 0.00 | 2.0 | 20 | 0.50 | +0% | +0% |
実際とは違うがわかりやすく基本ダメージは100。
この場合のダメージ分布をシンプルに技術だけで絞るならこうなる。
※(○)一つが1ユニット換算
※歩兵5000が受ける射撃フェイズ3日間のダメージ。
(0)(75)(75)(75)(0)
100(基本ダメージ)×0.25倍(技術補正)×3(日数)=75
両側は騎兵と対峙しているのでダメージ無し。
※歩兵3000+騎兵2000が受ける射撃フェイズ3日間のダメージ。
(75)(75)(75)(75)(75)
※歩兵5000が受ける白兵フェイズ3日間のダメージ。
(300)(150)(150)(150)(300)
<両側騎兵から受けるダメージ>
100(基本ダメージ)×1.0倍(技術補正)×3(日数)=300
<歩兵から受けるダメージ>
100(基本ダメージ)×0.5倍(技術補正)×3(日数)=150
※歩兵3000+騎兵2000が受ける白兵フェイズ3日間のダメージ。
(150)(150)(150)(150)(150)
最後に白兵+射撃フェイズの6日間で受けるダメージ総量を示そう。
※歩兵5000が受ける6日間のダメージ。
(300)(225)(225)(225)(300)
※歩兵3000+騎兵2000が受ける6日間のダメージ。
(225)(225)(225)(225)(225)
なんというか、確かに強いでおじゃるが雇用&維持コストが2.5倍かかっていると考えるとそこまで強くないでおじゃるな。
陸軍扶養限界に枠があるなら歩兵2倍雇って数の優位を作ったほうがいいぞ。
上記状態で騎兵2000を同コストの歩兵5000にして計8000。
歩兵5000とぶつかった場合だと側面攻撃ができるから
※歩兵5000が受ける6日間のダメージ。
(450)(225)(225)(225)(450)
両側は歩兵8000(戦闘参加は7000)の側面攻撃を受けて歩兵2ユニット分のダメージになっている。
こっちのほうが騎兵2000+歩兵3000よりダメージ総数多いですね。
扶養限界を無視したコスト論で考えるなら歩兵で構成して数を揃えたほうが強いし融通が利くかもしれんな。
それに砲兵同様、敵歩兵以上の自軍歩兵を用意できる状況でこそ騎兵は輝くといっていいだろう。
士気値の関係上、歩兵と対峙させるのは結構キツイしな。
(砲兵支援もつくとなおさら厳しい。実際のプレイでは側面騎兵に砲兵支援がつくことがあまりないのも理由の一つか)
歩兵5000&騎兵2000VS歩兵5000。
歩兵7000VS歩兵5000でも比べてみよう。
(ⅰ)歩兵5000&騎兵2000VS歩兵5000。の場合
※歩兵5000が6日間で受けるダメージ。
(525)(225)(225)(225)(525)
300(騎兵の白兵ダメージ)+225(歩兵白兵&射撃ダメージ)=525
(ⅱ)歩兵7000VS歩兵5000の場合
※歩兵5000が6日間で受けるダメージ。
(450)(225)(225)(225)(450)
これだけならめちゃくちゃ騎兵側が強いというわけではないように見えるでおじゃる。
数値だけで見ればそうだな。
このダメージが続けば先に倒れるのは当然歩兵5000の両側だから、次は両サイド2000減らして計3000歩兵VSで推移させるぞ。
(ⅰ)歩兵3000VS歩兵5000&騎兵2000の場合
※歩兵3000が6日間で受けるダメージ。
(750)(225)(750)
(ⅱ)歩兵3000VS歩兵7000の場合
※歩兵3000が6日間で受けるダメージ。
(450)(225)(450)
騎兵はマニューバー(機動)が2あるからな。
一方で歩兵はマニューバーが1だから8000いても歩兵3000に対して攻撃できるのは5000だけ。
よってダメージが増えていない。
750ダメージの内訳は正面歩兵225側面歩兵225側面騎兵300でおじゃるか。
このように騎兵による側面包囲殲滅というハンニバル戦術にすることで初めて騎兵ダメージが強くなってくるというわけだ。
騎兵の前面に歩兵がいる状況ではあまり騎兵が生かせないという例示だな。
更に歩兵との戦いや敵騎兵との戦いで兵数が減ると…
この赤枠で囲っているrank modifierという数値があるだろ?
部隊兵数が減ると25%刻みでマニューバーが低下(最低1)してしまう。
つまり画像のように歩兵や騎兵相手に手こずって兵数削られるとrank modifierによるペナルティで側面攻撃が出来なくなるというわけだ。
(機動1は保障されるので斜め前には攻撃できるが、それならちょっと強い歩兵程度でしかない)
まだ歩兵が弱い技術レベル2での比較でこれですから、序盤といっても火縄銃時代(6~7)で側面攻撃できない場合の騎兵なんてただの金食い虫です…。
むしろそのレベル帯はタイマンなら歩兵のほうがダメージ総数多いでおじゃる。
歩兵正面にホイホイ誘き出された最強武田騎馬軍団もNAGASHINOされるわけでおじゃる。
この事からわかるのは砲兵同様、騎兵も敵部隊より同数以上歩兵を揃えていないと生かせないということだな。
実際にはアイデアや将軍能力値の補正などがあるから一概には言えないが、基本として覚えておくといいだろう。
更に中盤時代なんてユニット値で射撃フェイズに差が出るからそれが顕著になってくるぞ。
この時代で歩兵正面に立たせると…
これさっきのrank modifierで使われていたやつと同じでおじゃるか。
なんかオランダVSスペインみたいでおじゃるが……ま、まさか。
この画像、実はさっき砲兵支援の話で出した歩兵対比表の9日前のオランダ騎兵の状態なんだ
9日前なのに士気が0.04/3.50で崩壊寸前です…。
9日後の砲兵支援を受けていないオランダ歩兵ですら0.51/3.50あるのに…。
まだ714人も残っているのに次の日にはモラル崩壊で一足お先に壊滅。
火力時代到来後の歩兵前面に騎兵を立たせるとこうなるという見本だな。
それにこの騎兵、サイドの敵歩兵からも側面攻撃受けてるから余計きつかったんだろう。
中盤で敵部隊より歩兵を用意できないなら、なんとなくで騎兵2ユニットいれるより歩兵5追加して増強したほうが強化されるでおじゃるなぁ。
騎兵が生かせるのは敵歩兵以上の数を自軍が用意できる時
これが中盤以降のキーワードだ。
(あくまでも一つの会戦の話。全体ユニット数で下回っていても立ち回り次第ではどうにかなる)
そして終盤時代、技術レベル18から先になると騎兵は少しだけ有力になる。
LV | 名前 | 歩兵 | 騎兵 | 砲兵 | 士気 | 戦闘幅 | 戦術 | 供給限界 | 機動 | その他 | |||
白兵 | 射撃 | 白兵 | 射撃 | 白兵 | 射撃 | ||||||||
17 | フリントロック式マスケット銃 | 1.15 | 1.10 | 3.00 | 0.50 | 0.25 | 2.40 | 4.0 | 30 | 2.00 | +150% | +25% | |
18 | 騎兵銃 | 1.15 | 1.10 | 3.00 | 0.50 | 0.25 | 2.40 | 4.0 | 32 | 2.00 | +150% | +50% | 募兵所(Conscription Center) |
19 | グスタフ式歩兵 | 1.15 | 1.10 | 3.00 | 0.50 | 0.25 | 2.40 | 4.0 | 32 | 2.50 | +200% | +50% | 戦争大学(War College) |
白兵が3.0になってますけど、それって17からです。
18から先って何か強くなっているのでしょうか?
機動が+50%になってるだろ?
つまり騎兵のマニューバーが3になるんだ。
ここから騎兵はサイド3ユニットずつの計6ユニットまで側面攻撃に参加できるようになるってわけさ。
数的有利を作れば敵側面1ユニットに自軍歩兵と騎兵×3の衝突力をいっぺんにぶつけられるわけでおじゃるか!
レベル23では機動が+100%だから歩兵もマニューバー2、騎兵は4だ。
騎兵両側面4ユニットずつ配備の計8ユニットが最も側面攻撃力をあげられるな。
でも歩兵機動2なら側面攻撃を(歩1+騎兵4)にするよりも(歩3+騎2)で攻撃かけたほうが火力フェイズ分ダメージ高いでおじゃるよ。
確かに瞬間火力ではそうなんだが側面敵歩兵無力化後、味方側面歩兵は内側に攻撃届かなくなって数日死兵化しないか?
それに歩兵の場合は兵数が減った結果、機動ペナルティを受けてマニューバーが1になるので過信は出来ないぞ。
(たぶん機動補正は端数切捨て)
マロさんとシバドッグさんの意見が割れてしまいましたね。
どちらのほうが兵を生かせるのかまるゆにはさっぱりです!
数では勝っているのに技術差や将軍能力差があって勝てないならこの事を意識して部隊を構成してみてくれ。
敵歩兵と対峙していない騎兵による側面攻撃、更に砲兵支援も敵側面に加わるように配備して火力を一転集中。
側面から切り崩していけば戦力の効率的な運用に繋がるだろう。
1日送りで1ユニットごとの挙動を観察しているといろいろ面白いことがわかったぞ。
※士気が0になっても戦闘から取り除かれない。
兵数が0になるまでその場に残る。
対面している歩兵は攻撃対象を別に移す>攻撃できる範囲全ての敵が士気0になった段階で正面の士気0の敵を片付けにかかる。
(追撃フェイズ?)
(対面していたフランス軍歩兵は士気崩壊した敵に構わず、横にいる歩兵の攻撃に移っている。この時代は歩兵でもマニューバーが2以上あるので士気崩壊兵を放置できる時間が長い)
この挙動から死兵を作ってしまうと士気0で放置され、戦闘能力を失っているのに消滅せずに居座る。
結果、数的有利が長い間失われてしまう可能性があるな。
マロはてっきり士気崩壊したら戦場から消えて遊兵と即交代していると思っていたでおじゃるよ
次に気付いたのは砲兵は支援している前面歩兵と同じだけ士気ダメージは受けているということだ。
砲兵さんは兵数は全く減っていませんが支援している歩兵さんと同じ士気0.39/4.5ですね。
この事から支援していた砲兵が前面に出ると、士気崩壊寸前だから即無力化される可能性が高いな。
後、これは歩兵の背後に歩兵がいる場合でも同じことが起きる。
士気ダメージは背後にいるユニットと共有するらしい。
数だけ揃えて質で圧倒的に負けていると、士気ダメージを後列とも共有する関係で勝てないのかもしれないな。
(1)騎兵に関しては敵前面歩兵と同数以上歩兵を揃えることを優先したほうがいい。
(2)揃えられないなら騎兵より歩兵を増やそう。
騎兵を前面に立たせて兵数ダメージを受ける状況に晒すと前にいる敵を排除しても側面攻撃に移れない可能性がある。
(騎兵1ユニットより同じコストで歩兵2.5ユニット増やしたほうが効果が高い)
(3)揃えられた場合
>騎兵機動2の時代(レベル1~17)では騎兵4ユニットまで有効。
>機動3の時代(18~22)では騎兵6ユニット。
>機動4の時代(23~29)では騎兵8ユニット。
>機動5の時代(30~32)では騎兵10ユニットまで有効。
ただし火力ダメージを考えると歩兵のほうが兵力&士気ダメージ総数が遥かに高いので後の時代でもそこまで騎兵は必要ないと思われる。
(さすがに10ユニットはいらない)
別にキャップではないでおじゃるが、騎兵に関しては予備兵力必要ないと思うでおじゃる。
兵数を揃えられた場合の話では騎兵は兵数ダメージをほとんど受けないはずでおじゃるからな。
騎兵が兵数ダメージを受けているという時は中央の歩兵が壊滅している状況。
だから予備騎兵を用意するより予備歩兵を用意しておいたほうがいいでおじゃる。
その話の流れで次は砲兵だな。
砲兵は多ければ多いほどいいとは思うが、実戦で考えれば予算編成の関係上そこまで増やせない。
(砲兵構成割合で予算を気にしなくて良い段階なら何も考えなくても国力で敵を圧倒できる状況と予想される)
しかし少なすぎれば歩兵が壊滅、騎兵が前面に立たされて側面攻撃無力化。
全体での攻撃力も低下してしまう。
だから中央をある程度支えられるだけの砲兵はあったほうがいいだろう。
士気の維持に重要ですから砲兵がいると粘り強い軍隊が出来ますね!
それに士気0戦場居残り部隊の回避にもつながります。
これも砲兵はコストが歩兵の3倍ある関係上、戦闘予定の敵前面部隊が自軍を上回っているなら砲兵1より歩兵3を用意するのも有りかもな。
戦闘参加人員数が少ない(両軍合わせて2万以下)なら歩兵で敵前面と同等の数だけ用意することを優先。
戦闘参加人員が多いなら(両軍合わせて4万以上)なら側面攻撃の重要度が下がるので砲兵多めがいいかもしれん。
ただこの辺りは扶養限界との兼ね合いもある。
歩兵を増やして限界を超えてしまうなら、ある程度砲兵で全部隊数を圧縮したほうが予算に優しく質も上がるだろう。
こうやって見ていると鉄板編成割合というのは存在しないでおじゃるなぁ。
敵部隊の構成内容、戦闘幅(combat width)、自国国力、扶養限界、軍事技術レベルで効率の良い火力(&予算に優しい)を出せる部隊は変動するわけでおじゃるし。
ただ思っていた以上に騎兵の価値が低かったでおじゃる。
騎兵の予備を1ユニット用意するくらいなら砲兵を1ユニット増やしたほうが良いだろう。
コストも騎兵が歩兵の2.5倍、砲兵は歩兵の3倍とそこまで変わらないし包囲にも回せるしな。
何かこのページは講義にするほどではないけれど、思いつきと疑問を考察したいときに内容が増えているかもしれないらしいでおじゃるよ。
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Imagawa's Ambition 892
~刀を捨てた戦国大名編~
これまたEU4コンバートに辿りつくまでにWoN出て企画が流れそうだな。