~前回のあらすじ~
遂にアジアに足を伸ばしたイングランド
槍を持ち右手で飯を食う謎の民族の力を借りてアジア探検を進めます
同時に西では新天地アメリカが発見され、探索が始まりました
待ち受ける運命にも気づかずに
イングランド
「お金、お金がほしい」
「うっ、お金が足りなくて発作が」
インド
「都合のいい発作ですねw」
オスマン
「やばい戦争しないと死ぬ」
「ショック6と戦いたい人募集中」
もうこのマルチプレイヤーたちはダメかもしれない
ネーデルラントの交易利潤の半分をイングランドの私掠船が占めています
積荷を50%の確立で奪われる海域で誰が交易するんだろうか
マルコ・ポーロの口述を書きおこした「東方見聞録」はヨーロッパで大ブームとなり、これを元にジパングを探しに行く者も多くありました
といっても彼のジパングについての知識は中国で噂話として仕入れたものであり、その内容たるや
「莫大な金を産出し」「宮殿や民家は黄金製」「外見がよく礼儀正しいが、人食いの習慣を持つ」という
典型的な間違ったイメージ「サムライ!ニンジャ!ゲイシャ!」をさらに斜め上に捻じ切ったようなものでした
もちろんイングランドが発見した日本はそんな「黄金の家に住んでニコニコ挨拶しながら人を食う」国ではなく、
大名が幕府に併合勧告をされるまで地域を統治するというよくわからないシステムを持った不思議国家でした
イスラム世界にもイブン・バットゥータというマルコよりはよほど信用できる記述を残した人がいましたが、
彼の本がヨーロッパに紹介されるのは18世紀に入ってからのことであり、当時のイングランド人にはそんなことを知る由もありません
とにもかくにも、ユーラシアの東端に達したのでアジア探検はここで終わり
このあとはジョナサン提督が東南アジアをちょこちょこ探索しましたが、大規模な再探検が行われるのは数世紀後のことになります
新大陸進出のライバルはフランスだけではありません
カスティーリャはアラゴンに国の心臓部を奪われもはや死に体ですが、その横に張り付くポルトガルはガンガン植民を始めています
モロッコの西半分を併合し、おそらく新大陸にも足を伸ばしていることでしょう
何とかしなくてはなりません
早速フランスをアラゴン戦に誘いますが断られてしまいます
単独での戦争の道を探るものの・・・
残念ながらCBがありません
フェズと関係改善を行って戦争に介入しようともしたのですが、その前に戦争が終結してしまいました
今思えば大義名分がなくともここで殴っておくべきだったのですが、当時筆者は「うーん・・・まあいっか」なんて呑気に考えていました
イングランドがどれだけ大損するかということに、この時はまだ気づいていなかったのです
今後マルチで植民国家をやる方のために言っておきましょう
交渉で何とかなるプレイヤーよりまず交渉ができないAIを倒せ、と
イングランドは北海の勢力を確実なものとすべくノルウェー戦を画策します
こうしている間にも他国は膨張を続けている、我が国も早く成長せねば
そんなわけで宣戦布告!敵側にデンマークとブルゴーニュが付いてきましたが、海に出られない国がいくら増えようと変わりありません
適当に船を分けて封鎖します
デンマークに侵攻した同盟国ハンザはユトランド半島を制圧したものの、後ろから現れたブルゴーニュ軍にボコボコにされて帰ってしまいました
結局ノルウェーに土下座して白紙講和 役立たずめ
イングランドはハンザなんか気にせずノルウェー沿岸を封鎖します
綺麗なリアス式海岸だ
因みに「リアス」とはガリシア地方で「入江」を意味する「リア」からきたそうです
これを知っていれば海岸フェチの人たちとの合コンではモテモテ間違いなしですね
レイキャビクを残して北海の離島を併合しました
やっとまともな拡張ができた
1490年代も後半に入って、やっとニューファンドランドへの入植が可能になります
早速入植者を送りましょう 西のほうに仕事あるよー行っといでー
こうしてアヴァロンなる土地に入植した人々
ネイティブと随分うまくやったらしく、現地人200人が入植地に合流するイベントが二回発生し、入植後2ヶ月ほどで植民地人は400人を超えました
これを受けてイングランドは更なる拡張を考えます
目指すはサトウキビが大量に採れるらしいと噂の海域
アジアから戻ったジョナサン提督率いるグレートハリー号がカリブ海へ向かいます
イスパニョーラ島を発見 英語じゃないだろこれ
手ぐすね引いて待っていた入植者たちが乗り込みます 今日からここバラホナスはイングランド領じゃー
ジョナサン提督は探検を続けます
そのまま西に向かうと・・・
遂に姿を現しました、アステカです
アステカ
「おおww遂にイングランド船がw」
イングランド
「そこで滅びるのを待っているがいい!」
無論この時筆者が最も警戒しているのはフランスの介入
全力でキャラック船を量産しながらアステカ侵攻軍をバラホナスに送り込みます
本当はできるだけ見つかるのを避けながら接近したかったのですが、見つかったからには仕方ありません
アステカ沿岸で示威も兼ねて測量を行います
そうこうしている間にイングランド本土を出発した侵攻部隊が到着
キャラック5隻、バーク船4隻、輸送船15隻と歩兵11000、騎兵4000からなる大部隊です
水面下ではアステカによる救援要請活動が活発化しており、イギリスの弱体化を狙う他国の介入に気をつけなくてはなりません
とここでノルウェーとの停戦期間が終了
まだアステカへのCBがないこともあり、侵攻計画を一旦中止してノルウェー討伐に向けた準備を始めるのでした
形すらまともに知らない西の果ての大陸で、戦いの火蓋が切られようとしているのです
拡張ロードを爆進するオスマン帝国と、それに警戒しつつ自らも拡大するフランス
二国間の対立を利用すれば介入を防ぐことができるかもしれません
何とかこの細い綱を渡りきりたいものです
そして東にいるのがモスクワ
欧州にはしばらく我関せずで通し、アジア方面へ伸びて国力を蓄えている様子
一時期はMOSCOVYの文字がシベリア送りになっていましたが、今はノヴゴロドのあたりに収まっているようです
インドでは汚いプリン色だったヴィジャヤナガルが汚いゴブリン色のヒンドゥスタンに進化しました
国内で受容できない民族を地上から消すことに専念しており、インド特有の多文化が失われようとしています
この国は将来凄まじい糾弾に遭うと思う
何と朝鮮と明の間で同君連合が成立
しかも上位構成国は朝鮮
美貌は時として大砲の力をも上回るのです
地球が出来る前からイングランドの正当な領土であるメキシコを不当に領有するアステカ
にわかに緊張の高まるアメリカをイングランドは制することができるのか
それとも生贄大好きアステカ人によって文字通りハートを奪われてしまうのか
ロンドン造船所がフル稼働する中、外交官は世界を駆けるのです
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