~前回のあらすじ~
傍若無人に暴れまわったオランダにも遂にHRE・スペインによる制裁が下されます
いよいよ発言力を増していくHREを横目に筆者は久しぶりのまったりプレイができると安心していました
世界征服ができなくたって楽しいことはいくらでもあるさ!
・・・そう思っていた時期が私にもありました
ブレーメン戦争の後、味方もおらずただのサンドバッグと化したオランダはリタイアを宣言しました
普段最もテンションの高いオランダが落ち込んでいる様子がかわいそうだったのか、各国がフォローします
どうもそれでやる気を取り戻したようなのですが、ここでオランダは自らの首を絞める行為に及んでしまいました
スペインとの対立が決定的になってしまったのは辛いですが、HRE、特にポーランドとつながっている限り攻められることはないでしょう
やっぱり楽だなー戦争がないと
そんな時に盟友インドから情報がもたらされます
イ 「絶対秘密」
「オランダがオスマン包囲網を示唆」
「明がポーランドにクリミアをとるようにすすめる?」
「あと今の段階でオスマンが動くとインドからの情報とばれそうなので実際に動くのは他でそれっぽい動きがあったらでお願いします…」
筆 「他の皆さんの反応は?」
イ 「ポーランドはオーストリアが決めてから決めるとか」
筆 「クリミアは協定がありますし、明は国力的にも条約上も動けないはずです」
イ 「スペインがもう参戦しようとしてるってオランダが言ってた」
筆 (スペイン・・・?本気なのか、はたまたオランダの先走った発言なのか・・・)
「イギリス・ロシア・スカンジナビア・HREは多分何とかなります」
「VCに誰がいたかわかりますか?」
イ 「ポーランド・オランダ・明だけかな」
「僕は寝たふりしてました」
筆 (なんでインドがいるところでオスマン包囲網の話を・・・???)
明の動機は間違いなく包囲網の件でしょう
包囲網を組まれた際に手を差し伸べたのがオランダだけだったこともあり、これは当然のことかもしれません
ポーランドはその場を乗り切るためにオーストリアを持ち出したと思われます
オランダは・・・なんだろう、よくわからない
何より疑問に思ったのは、その場にインドがいる状況でオスマン包囲網の話を進めたことです
インドとオスマン帝国はこのとき同盟を結んでおり、対プレイヤー戦争では行動を共にすることが規定されています
オスマン=インド同盟 ・いずれかがプレイヤー国家と交戦状態になった時、同盟相手側で参戦し、全力を尽くす。 ・互いに交戦をしてはならない。 ・もし戦争になった場合は互いに軍を相手の領土に兵を入れてはならない、相手の軍に自軍をぶつけてはいけない、海上封鎖を行ってはならない。 ・この条約はオスマンが破棄を宣言するまで続く。 ・他国に宣戦布告する時は互いに事前に通知する。
つまりオスマンを攻めるというのはインドを攻めるのと同義であり、インドの前でその話を出したということは
「お前攻めるから」と言っているのと何ら変わりがないのです
この事態に筆者は怒りというよりも呆れを覚えます
敵の目の前で相手を殴る作戦を立てるって何?ギャグなの?
しかし、スペインが敵に回るとなればことは急を要します
オランダがイギリスの保護をやめると宣言した今スペインがオランダと対立する理由はありません
オスマンを攻める動機も十分考えられます
インドに話を漏らさないよう伝えられたものの、包囲網を組まれてからでは遅いと考え筆者は早速行動に移りました
友邦であるインドとの約束を破るのは胸が痛みましたが、これはインドを守るためでもあるのだ、と自らを奮い立たせます
筆者が話を持ちかけたのは、その場の会話におりかつ敵対勢力でもないポーランドでした
筆 「オランダがオスマン包囲網組もうぜ!みたいなことを言っていたと聞いたのですが、本当ですか?」
ポ 「本当ですね」
万一オーストリアがゴーサインを出した時に備え、自分が包囲網を知っていることを伝えて牽制しようという狙いも含んでいました
ならそのオーストリアと話をしろと思うかもしれませんが、どうもオーストリアはその立地の悪さもあり外交をポーランドに一任している節があったのです
HREを主導しているのがポーランドでありながらも名目上の盟主はオーストリア しかしオーストリアとの外交はなかなか進まない
それが対HRE外交をやりにくくさせる一因でもありました
筆 「あまり話が進んでいないようですが、スペインがやる気だという話が一番怖いです」
「オランダが裏切ったことにちょっと怒っていますけどそれは置いておくとして」
「スペインとの戦争で味方を集めているのですが、こちら側で参戦していただけませんか?」
「見返りとしてはクリミアを以前の分割線通りに分けようと考えています」
オランダの裏切り云々は大義名分、いわば口から出まかせです
クリミアですが、これは以前明の崩壊を機にポーランドから返還要請を受けたことがあったのです
筆者がクリミアを使ってあることをやろうとしていたのと、当時はまだクリミアがオスマンの同君下位だったこともあり流れましたが
まだ未練があるに違いないと思ってのことでした
そしてここでも顔を覗かせたのが筆者の世界征服願望です
対オランダという大義名分をもってすればフランスの不介入とHREの協力が得られ、スペインを堂々と殴ることができます
相手が攻めてくるとなればこれはむしろ好都合なのかもしれない、会話を進めながらもそう思い始めていたのでした
ポ 「どうあがいてもHREは最前線になってしまうので、ポーランドだけオスマン側につくことになるかもしれません」
「因みにクリミアの件は棚上げで構いません、今の国境の愛着が沸いてきたので・・・w」
ポーランドが敵に回ることはないと知りひとまずは安心です
これで心置きなく戦争ができる!
引き続き味方を集める作業を続行します
あたかもスペインがオスマンに刃を向けてきたかのように見せるため、各国との交渉を進めていきます
次に話をかけたのはブランデンブルクとスカンジナビア
実を言うと、鉄の結束を誇るHREに楔を打ち込むべくブランデンブルクとは予てより密接に連絡を取ってきていたのです
何度か二国間同盟の話が持ち上がったこともありました
個人的に参ったことがあるといつもしがらみがなく友好的なブランデンブルクかスカンジナビアに相談していたので、今回もそうなった格好です
もしかしてうちはオランダに殴られた国と仲良くなってる?
交渉の末、スカンジナビアのほうは非公開とはいえ一応の同盟にまでこぎつけます
ブランデンブルクですが、こちらはオランダの動向次第となりました
しかしオスマンがオランダによる包囲網を知ったという話がどこから漏れ出したのか、ここでオランダが再びリタイアを宣言します
言うには、インドのわけのわからないリークで萎えたとのこと
いやいや、自分の同盟国を攻める話を目の前でされて伝えないやつがどこにいるんだ
オスマンが嫌いだと度々公言されていたことに加え、同盟国の窮地を救うため情報を提供したインドを悪く言ったことに筆者はフラストレーションを貯めていきました
オランダがリタイアするとなればもはやオスマンに対包囲網の予防戦争という大義名分はなくなります
再び世界への道を失ってしまったのです
そう上手くはいかないか・・・
地中海経済の要衝エジプトの横にあるトリポリは、中世以来経済的な繁栄を享受していました
しかし15世紀中頃、マムルーク朝への侵攻を開始したオスマン帝国の使者が派遣されます
「国中を焼かれるか、我々に従うか」
ヨーロッパ諸国がアフリカを大きく回り込んでインドに到達し、その富を収奪するようになってからトリポリの繁栄は陰りを見せ始めていました
もはやかつての力は、いやかつての力もショボそうですが、トリポリにはなかったのです
国王はそれに従う他ありませんでした・・・
シリアを征服し列強への階段を登っていくオスマン帝国と入れ替わるように衰退していくトリポリ
この大帝国に従属するようになって10年
国王は再び苦渋の決断を迫られます
「トリポリはオスマン帝国が併合し、直接統治を行う」
オスマン帝国に従うようになってからも独自の国家体制を維持してきたトリポリ王国
エジプト征服に参戦し、カイロを包囲した中にも「トリポリ軍」は存在していたのです
しかし、それすらもはや許されないということなのでしょう
王は屈辱にまみれながら、家臣や王族と共に長年暮らしてきた居城をあとにします
ああ、私の野望もこれまでか・・・
どこで手に入れたのか、つい先日まで自分の臣民であった人々はみな I love Ottoman Tシャツを着ていました
いつの日かその雪辱を果たすべく、王たちは帝国の力が及ばないアフリカ内陸まで落ち延びました
マリの宮廷は快く彼らを迎えます
「よいのですか、オスマン帝国の怒りを買いかねませんよ!」
「どんな経緯があれ客人をもてなすのが我が国の流儀じゃ(オスマンとか聞いたことないんだけど)」
「なんと・・・あ、ありがとうございます!」
宮廷に入り込んだ王は、マリ王の家臣らを容器の底が何故か金色になっているという「トリポリまんじゅう」で懐柔していきました
~そして時が流れた~
17世紀に入ると、マリは金に目がないスペインの侵略を受けて滅亡の危機に瀕します
そんな中、反乱軍を終結させている者が現れます
「今こそが蜂起の時だ!」
そう、トリポリの王族はしたたかに生き残っていたのです!
押し寄せるマリ軍を次々と撃退し、彼らは悲願であった独立を達成しました
彼らは200年の時を超え、ようやくトリポリ再興を成し遂げたのです!
即位した王の手には「トリポリまんじゅう」が大事そうに握られていたといいます・・・
この話はフィクションです
それと、マリンディに前回のオスマンプレイヤーであるFuwaさんが入りました
アダルと戦争して勝ったりしています
うん、まあがんばって
周囲にAIがいなくなってきたということで、スペインとポーランドによる模擬戦が行われました
オーストリア領ハンガリーが会場として提供されます
観戦料なるものを要求されたので一応ポーランドにお金を送っておきます
会場も客でいっぱいになってきたようです
さあ戦争の始まりだ!
そして終わりだ!
結果は将軍の能力に優れ、かつ軍事アイデアをとりまくったポーランドの圧勝
期待していた激戦との落差に何とも言えない雰囲気で終わりました 相撲だったら座布団5枚ぐらい投げていたかもしれません
拡張先の狭まってきたオスマン帝国は、やっとこさ長年放置してきたジェノヴァやビザンツの征服を行います
第三帝国はここに滅亡を迎えました
孤島征服はめんどくさいなぁ
オランダを殴った甲斐あってか、ブランデンブルクがドイツに進化しました
なんとなく気になってHRE構成国を見てみたのですが・・・
どうしんだい こんなに寂しくなっちゃって
ドイツに皇帝位が移ってからもオーストリアを「皇帝陛下」と呼ぶのは変わらないようです
やることもなくなってきたので、そろそろサマルカンドのオスマン利権エリアを切り取りにいきます
カスピ海沿岸を手にしたのでとても交通の便がよくなりました
しっかし、カスピ海に港ってなかったのかな?
筆者は昔カリブ海の海賊をカスピ海の海賊だと思っていたので未だにしっくりきません
黙々と満州の反乱鎮圧に従事するオスマン帝国
悪い子はいねがー
と、ここで満州から救援要請が来ます
私を明から助け出して!だそうです
周りにAIがいなくなったことで戦訓が低くなってたしちょうどいいかな
よしいいだろう、その願い聞き届けた
ポーランド・ロシア・オスマン帝国はシベリアに部隊を集結させます
明包囲網を組んで宣戦布告だ!
しかし、少々ごたついてポーランドが参戦できませんでした
損耗だけしててこてこ帰っていきます ばいばい
国境を越えてシベリアン明になだれ込むロシア・オスマン連合軍
破産の連続で士気が下がっていたこともありオスマン帝国軍はすこぶる優秀なので、明相手に連戦連勝を収めます
収めますが・・・ここ寒い
損耗がひどいことになってしまいました 意外と兵力が足りない・・・
そんなこんなでプレイは終了時刻を迎えました
今回は表面上平和だったので、薄い内容を無理やり引き伸ばした感じになってしまった気がします
ごめんね!
オランダのリタイアを受け、HRE、特にドイツがオランダ方面への攻勢を強めていきます
イギリスはケントを返還される前にリタイアされてしまったことで対処に困っている様子
東では清が誕生の時を待っています
世界が終わりを迎える時が来ようとしているのでした
次 かみんぐすーん