芍薬 妖とするも格なく
芙蕖 浄くも情少なし
真の国色 牡丹のみ
開花の時 京城を動かす
本AARのテーマであるベースゲームに関する重大バグですが、その一部は既に一般のユーザーにも知られています。
有名どころですとゲーム開始時にフランス革命シナリオ選んだ後に、1444年シナリオを選んでゲームを開始すると革命システムが機能不全になるとのバグですね。
他にも過去には呪いの装備と揶揄されていたイギリス君主制を、シナリオ選択時の特定動作で取り除くことができる等の悪用が存在します。
ですが上記はシナリオ選択時に迷ってしまった結果「ゲームプレイ上そうとは知らずに意図せず行ってしまうバグ利用」であり、動作がおかしいと気が付いたらその時点でプレイを終了すればよいだけの話ですからね。
そしてここから先は「明確な悪意を持ったゲームに対する破壊行為」になるわけですが、筆者の知る限りでは大別するとA.この手法は検閲されましたとB.カスタム国家バグの利用2種類になるとおもわれます。
A.この手法は検閲されましたについてなのですが例を上げますと―――
―――「明確な悪意を持ったゲームに対する破壊行為」によりSynthetics+One Faithが可能となります。
Syntheticsは通常鉄人モードでは利用不可能な国家なのですが、占領地のDEVを1-1-1にするとの特徴があります。
そして改宗の難易度は領邦のDEV値に比例するため、1-1-1の土地は容易に改宗可能です。
他にも例を上げますと―――
―――ポルトガルのNIに規律+10%を加える等があったりします。
旧パッチではムガールNIがありませんでしたので、WCの為にコア化コストマイナス補正を持つオスマンNIを他国へ移植する悪用もなされておりました。
「明確な悪意を持ったゲームに対する破壊行為」はいくらでも悪用が出来てしまいますので、6-6-6の不死者特性持ち君主の登場等触れたくはない話がどんどん出てきますね。
さすがにこれ以上この話題に触れたくはありませんので、本AARでは次のB.カスタム国家バグを用いる事にしましょうか。
バグと言いつつも仕様の穴でもある訳ですが、AとBはどちらもやっている事は変わりなく「明確な悪意を持ったゲームに対する破壊行為」であることは覚えておきましょう。
さて本ゲームにはカスタム国家と呼ばれる「ユーザーの規定した架空国家」をゲームシナリオ内に追加する機能があり、そちらは鉄人モードに対応しております。
ここで問題となるのは、ゲームシナリオに対して新規データを追加する事が公式に認められている点ですね。
カスタム国家自体は悪くないんですよ。ですがデータを追加するとの余裕のある設計であるがゆえに問題が起こるだけなので……
手始めにパラド本社のあるスウェーデンを1444シナリオから爆破しました。
新規データを追加する事を認めてしまいますと、理論上は旧データを取り除く事も同時に認められてしまうんですよね。
なぜならば「ゲーム開始時にシナリオデータの整合性を確認しない」とのセキュリティホールが開きっぱなしの仕様になりますので……
ちなみにこちらの画像はDLC Winds of Changeに対応しているVer1.37.2現在の品物です。
ですのでまあ理論上は琉球以外の国家を全てシナリオデータから取り除き、
その上で鉄人モードを始めればゲーム開始0日で琉球三山が達成可能となります。
Q, ちくしょう! まだ治ってねえのかよ! あれから何年たったと思ってんだ
A, 設計そのものを土台から変えないと直しようがねえんだよ! 分かれよそれぐらい!
これ以上プレイを続けようするとパラドに怒られてしまいますので、本プレイは作者失踪に付き打ち切りとさせていただきます。
短いながらもお付き合いくださり、ありがとうございました。それではいつか又他国にてお会いいたしましょう。
ああ、寝室のベッドに毒蛇が! そんなCK3チームからの刺客が送られてくるだなんて……無念。
所詮射之射というもの、好漢いまだ不射之射を知らぬと見える
不射之射には、烏漆の弓も粛慎の矢もいらぬ
既に、我と彼との別、是と非との分を知らぬ
ああ、夫子が、――古今無双の射の名人たる夫子が、弓を忘れ果てられたとや? ああ、弓という名も、その使い途も!