以下で頻繁に出てくる「リヴォニア」は全てリヴォニア騎士団を指します。滅亡国家リヴォニアではありません。
教皇領でチュートン、リヴォニア、ロードス(聖ヨハネ)の三騎士団を辺境伯として従えイェルサレムを領有せよ。
この実績を達成するためには多くの障害と不安定要素を乗り越えなくてはならない。それを一つずつ順番に確かめていこう。
地中海の真ん中からバルト海へと至る上でまず問題になるのはその距離である。というのも海路で到達するにはジブラルタル海峡から一度大西洋に出て再度エーレスンド海峡からバルト海に入る必要がある。陸路ならば多少は近いが高DEV地帯北イタリアとドイツを縦断するのは厳しくハンガリー、ポーランド、モスクワといったバルト海近隣の国々の撃破もなかなかに難しい。
1に加えて問題になるのがバルト海に近い弱小国がほぼ存在しないことである。これはNOCB宣戦によって近くに属国ないし橋頭堡を築くことが不可能であることを意味する。一見ポメラニアとかならいけそうな気もするが、HRE諸国へのNOCB宣戦では例えHREに加盟していようが皇帝(同盟国付き)との戦争を意味するため無理である。比較的開発度の低いリヴォニア騎士団なら属国化できるかもしれないが初期の状態では同盟国がいてほぼ勝てない上にAEが無茶苦茶飛ぶためやめておいた方がいい。
・チュートン
ポーランドの餌になるイベントがあり結構な確率で殺られる。
・リヴォニア
デンマークがミッションで北部に請求権を得て攻めてくる。リトアニアが同君下位にならなかった場合ミッションで全土に請求権を得て攻めてくる。調子に乗ってノヴゴロドからネヴァなどを奪いモスクワに〆られる。
・ロードス
ヴェネツィアの独立保障がつくがまとめてオスマンになぎ払われる。ただしカトリック国がマルタを領有していると復活させられるイベントが発生する。
と、なかなかに滅びやすい。その中でもリヴォニア騎士団は主要文化がプロイセンな上プロイセンプロビを持っていないため死後50年でコアが消滅し、そもそもコアがあっても復活させられないという絶滅リスクがある。文化転向が間に合えばなんとかなるかもしれないがなるべく生きている(ただし瀕死の)状態で保護したい。
チュートン→プロイセン
リヴォニア→クールラント
ロードス→イェルサレム
と三国全てに変態要素がある。ただしこの内一番最初のもの以外は無視してもいい。なぜならリヴォニアはリガと仲がいいためリガを領有できない=変態条件を満たせないし、ロードスでイェルサレム化するのはプレイヤーですらかなり難しいからである。しかしチュートンはまずい。こいつはプロテスタントか改革派でケーニヒスベルクを領有していさえすればたとえ属国だろうがプロイセン化する。そのためケーニヒスベルクを没収したり無理矢理カトリックに留めたりして変態を未然に防ぐ必要がある。同じ理由でリヴォニアに征服したリガを上げるような真似は絶対にやめよう。
オーストリアと同盟するのが割と厳しい。同盟できればDEV的にはHREに入れるがNOCBは皇帝ガードで封じられる上北上途中で騎士団が死んだりプロイセン化する可能性が極めて高い。一応イタリアという策源地は得られるが直接的問題解決には至っていない。ただしこれから述べる戦略がHREに入っていては実行できない訳ではない。
初手でフランス+カスティーリャorアラゴンと同盟したらジェノヴァなどに通行権を頂きクリミアへと上陸。上陸完了一日前にチェルケシアへNOCB宣戦する。もちろん他の国でもいいがチェルケシアは割と孤立していて同盟国がいないことが多い。加えて最終的にチェルケシア→大オルド→モスクワ→リヴォニアという道をたどることになるというのもある。これを属国化したら属国の征服CBで周辺国から土地を奪い自国のコアとする。そうしたら属国を併合or領土没収で大オルドに接触する。なお、初期からポーランドには関係改善の外交官を送っておこう。
ロードスはヴェネツィアの保護を受けているがヴェネツィアはアルバニア戦で一度はオスマンにボコられる運命にある。従ってその隙をついてNOCB宣戦してしまってもいい。ただしこいつの国教はカトリックなのでかなりAEが飛ぶ上安定度を戻すのにけっこう統治点をくってしまう。属国の移譲が解禁されるのを待ってもいいが大国と同盟しやすいため注意しよう。
大オルドは大抵同盟国ごとモスクワにボコられるためその隙に殴って北上しよう。北上路には属国アストラハンを解放し最北端(モスクワに接触)だけ没収するといいかもしれない(最北端だけアストラハンコアが無い場合が一番いい)。この時期までにポーランドと同盟しておこう。そして問題のモスクワ戦だがこれは最悪しなくてもいい。というのも首都ローマのDEVを30にしてルネサンスも受容すればおけば1470年頃までには時代能力属国の移譲が解禁できる。これによって請求権のついている土地の隣接地に請求権が作れるようになるためモスクワとその属国及びリトアニアに請求権をリレーのようにつけていくとリヴォニアに届く。ちなみにドイツ内陸や欧州海岸線から請求権を作っていくと20回ぐらいかかったりする。それでもモスクワに請求権がつける回数を減らす(つまり必要な諜報網点を減らす)上で一度はモスクワに殴り掛かるべきという考え方もある。無論こんな回りくどいことをしなくとも弱った騎士団国にNOCB宣戦し属国化→領土没収→諜報網リレーでもう片方に請求権をつけて宣戦という方法もある。ただこの場合一つ目の騎士団のLDが爆発し周辺の(NOCBでキレた)国々が独立支援を与えて厄介なことになるため止めた方がいいだろう。
ではモスクワ戦だが首都モスクワと周辺要塞数個及び征服指定プロビを占領して講和する。しかしいきなりモスクワに突撃すると20~30Kの軍に曳きつぶされる。敵軍がコーカサスへ南下してきたらリトアニアを通過して、リトアニアに向かったのならばそのまま北上して要塞を包囲しよう。後々チュートンの取り合いになる可能性のあるポーランドの力はできる限り削いでおくのがいい。講和ではリヴォニアhと向かう道を作ろう。無理にリヴォニアまで届けなくとも先述の通り請求権は作れる。なおこの戦争を行うと余程のことが無い限りポーランドは借金で再起不能になる。ただこの後リトアニア道を使う予定があるため同盟はまだ残しておこう。ライバル視されたら大変だ。それと念のため言っておくがこれは教皇領の攻略記事である。
モスクワから更に北のプロビを得た後、できれば周辺に散らばっている大オルドの残骸を集めてアストラハンを併合し、併合完了間近に大オルドを属国解放しよう。この辺の異教プロビに分離主義がついていると統治が非常にやりづらい。ちなみに大オルドの反乱軍はモスクワ領に流れるとモスクワ軍40K程に鎮圧される。使ってみよう。
ここまで焦って北上しているのは全てリヴォニアの保護のためである。こいつは大抵デンマークの攻撃と現地民の反乱によって崩壊する。下手すれば1500年を待たずに地図から消え二度と日の目を見ることはなくなる。これを優しく保護するのが教皇様の役目である。軍隊はリトアニア道を使って送り込もう。そのままのサイズだと大きくて食べられないがおそらく一度はデンマークにかじられているだろうから一発で属国化可能だ。こいつをなだめたら沿岸領土を奪ってチュートンに請求権をつけこちらも属国化する。ただしデンマークの介入如何によっては死んでいる可能性もある。その場合は先ほど弱体化させたポーランドから奪うことになる。
イェルサレム化する実績とは異なりこいつは期限が存在しないためゆっくりイェルサレムを回収すればいい。ただどうせ2プロビ(イェルサレム+海岸1プロビ)奪うだけなのでオスマンにボコられるマムルークにNOCBで宣戦して首都一帯と聖地近くの要塞をおとせば実績達成となる。オスマンの倒し方は対オスマン戦略へどうぞ。
初手で影響/Influenceをとって属国のLDを抑えよう。割と(拡張戦争で)海戦したりするので軍事系は軍質/Qualityがおすすめ。またいきなり異教の地に殴り込むため宗教/Religiousもあるといい。残りはおすすめで。
あくまでも教皇領にとっての評価であり一般的なものではありません。
0:伝統/Tradition 1~7:NI順番 8:野望/National Ambition
鬼>
強力>
2 税収+20%
意外と舐めてはいけない強さを持つ。序盤の拡張で軍量が上がり維持費が気になり始めるころに解放される。特にイタリア中部の高DEV地域を抑える教皇領の場合その上がり方が体感できる。なお交易をおさえ始める中盤以後はフェードアウトしていく宿命にある。
7 AE-10%
拡張のおとも。
8 規律+5%
陸軍強化の定番。
平凡>
0 宗教統一度+25%
異教の地に殴り込む関係上宗教アイディアを解放するまでは有用。
6 外交ポリシー自由枠+1
外交点は他の二種に比べて余り重要ではない。そういうわけで結構微妙。
0 外交評判+1
1 国教寛容度+2
3 威信減衰-1/年
5 生産効率+10%
貧弱>
4 請求権捏造コスト-25%
通常プレイ(イタリア改宗路線)
実績プレイ(異教殴り込み路線)
ロマンプレイ(カトリックガチ勢)
などが要因でかなりの頻度で宗教アイディアをとり聖戦にとってかわられる。もう少し早ければ属国の移譲に使えたんだが…。
産廃>
総評:割と万能型を目指して作ってあるのかそこそこ有用。特化はしていないのでアイディア選択が重要だろう。
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