各国戦略

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概要

フィンランドは1444年時点でスウェーデンに併合されている国家です。史実においては、12世紀の北方十字軍により長らくスウェーデンの支配下に置かれ、独立を果たすのは19世紀初め、つまりこのゲーム終了直前となります。
この国家をプレイするためには、まずスウェーデンでデンマークから独立し、更にスウェーデンからフィンランドを解放してプレイ国家を変更、後に独立という流れが必要になります。
面倒ではありますが、それに見あうハラハラで楽しいゲームプレイが、プレイヤーの脳内を刺激することでしょう。剣を持つ獅子は、白い死神である皆さんを今か今かと待っているのです。

ナショナルアイデア

伝統:税収+10%、規律+5%
①:要塞防御+15%
②:騎兵戦闘力+15%
③:生産効率+10%
④:建造物コスト-10%、開発コスト-10%
⑤:技術コスト-5%
⑥:敵損耗+1
⑦:陸軍士気+10%
宿願:対異端改宗強度+2%
強力なNIが揃っています。伝統による税収アップと規律アップは、貧弱な経済を助け軍隊の著しい強化に寄与します。要塞防御や敵消耗+1は防衛戦に力を発揮し、粘り強い戦いを実現することでしょう。
騎兵は初期のフィンランドでは中々に養えないものではありますが、税収や生産収入を高めた後ならば戦力となることが叶うはずです。
4番目のNIは制度需要や建設物からの国力増強に多大な寄与をします。ミッション報酬を組み合わせれば350ダカットほどで工場を建てられるようになり、3番目の生産効率アップと合わさって収入を徐々に伸ばしてくれます。
5番目の技術コスト割引は全技術に対して有効なので、技術遅れしがちなフィンランドにありがたい効果。最終的に陸軍士気も上がり、軍質の隙は減ります。
宿願で改革の時代に異端改宗強度を獲得できることから、プロテスタントや改革派を初め、正教会にも鞍替えしやすいことでしょう。
総じて低い国力時代を乗り切ることができれば、戦争で敵をボコボコにしやすく収支も安定しやすい国家へ変貌しやすい。それがフィンランドとなります。

マップから見る現状と方針

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初期領土は少なく、北部はスウェーデンに抑えられています。よって隣接国家はスウェーデンとノヴゴロド、海を挟んでリヴォニア騎士団となります。

地形では、首都のウーシマー(現在でいう首都ヘルシンキがある場所)とオーボが草原、あとは森林です。首都が幸いにも草原なので開発は行いやすいです。また初期領土よりも北は北極圏に属しており、建設スロットが-1されています。

開発度で言えばオーボ8、ウーシマー6(オーボより低い)、ヴィボリ6となっており、非常に土地が細いです。また、CoTがなく、交易収入は非常に低いです。

文化的に言えばオーボはスウェーデン文化に属しており、初期から文化転向するかフィンランドで需要しておかなければフィンランドプレイ時に出力が落ちてしまいます。国外では北方にはサーミ文化が、東方にはカレリア文化やノヴゴロド文化が広がっています。

要塞はオーボとヴィボリ(オーボ要塞は撮影時に破棄しています。)。収入が少ないのでどちらかは消して置き、戦争中以外は使用しないようにしましょう。

現状を確認してスウェーデン時代に気を付けておきたいことは以下の事でしょうか
・オーボをフィン文化に転向させておく
・サーミ文化を中心にフィン文化へ文化転向しておく
・ウーシマーの開発を(技術レベル4になるのを妨げない程度で)行う
・属国解放時にフィンランドの技術を上げるためなるべくスウェーデンの技術も上げる(できればオール4、或いは最新)

スウェーデン独立戦争

デンマークのライバルから支援を貰いましょう。立地上海軍を持つ国=海岸線を持つ国か、ノブゴロドからしか支援を貰えません。リトアニア(同君下位未成立)、スコットランド、イングランド、騎士団辺りから獲得することになると思います。

フィンランド独立の為には、デンマークの協力を仰ぐ必要があるかもしれません。そうするのであれば弱体化させすぎないようにした方がいいでしょう。特に借金漬けにすると役に立たなくなります。尤も、デンマークも一緒に轢くのであればその限りではありません。

独立時にゴットランドをスウェーデンに割譲させて要塞を破壊しておけば、フィンランドプレイ時にスウェーデンから割譲させてCoTを早期にゲットできる可能性が上がります。

戦後はスウェーデンの外交関係を、これでもかというほどぼっこぼこに破壊しつくしましょう。安定度なども上げる必要はありません。するくらいなら技術を上げて土地を開発しましょう。

また、ノヴゴロドとデンマーク=ノルウェーが戦争しないようにノルウェーの再北東に位置するフィンマルクを割譲してもいいでしょう。

フィンランド独立戦争

折を見てプレイ国家を変更し乗り移りましょう。鉄人でなければここで君主ガチャをしてもいいかもしれません。独立までに5年の停戦期間を乗り越えなければならず、その間に宗主国が宣戦布告される可能性もあります。弱体化のさせ過ぎはやめておきましょう。

陸軍は経済事情よりオール歩兵ドクトリンを採用する他ありません。それでも借金します。

停戦が終わったらスウェーデンのライバル国に独立を申請していざ戦争を開始しましょう。同盟先は健在ならば両騎士団、或いはポメラニア国家、ノブゴロド、デンマークがよいでしょう。ただ、世界戦によっては同盟先の防衛戦争に駆り出されまくることもありますので、独立後の同盟関係再構築は考慮しなければなりません。

講和では金と賠償金をマストで貰いつつ、予めフィン文化に変えていた土地を中心に割譲しながら独立を勝ち取れば、立派な一流国家誕生です。後はプレイ方針によって戦略が変わっていくと思います。

序盤の拡張先

対ノブゴロド(モスクワ/ロシアとの対立)

ロシア人からの圧力は史実同様強いものになるはずです。なのでネヴァを筆頭に予めノブゴロドをこちらが手に入れ、折を見て属国解放からの再征服でモスクワを削り取るという戦略です。非常に強大な相手なのでコモンウェルスを味方につけなければお話にならないでしょう。
またこの戦略は正教会への改宗を可能にします。強力な国教に変更し、宗教アイデアを完遂させられたならば、聖戦CBでスカンディナヴィアを征服し放題になります。
大フィンランドを形成してロールプレイもはかどらせることができるでしょう。

対リヴォニア(ポーランド=リトアニアとの対立)

リガを筆頭にバルト海交易ノードを抑えることで収入を頑張ってあげる戦略。不思議なことに、デンマークやスウェーデンは何故か弱体化しているので、独立後もぴんぴんしていることがあります。とはいえそこには大抵の場合リトアニアの請求権があり、結果としてポーランドリトアニアと対立する可能性もあります。またモスクワと相互ライバルであると、騎士団への独立保障やこちらへの警告を飛ばしてくることもあり、機を逃せばなかなか拡張しにくいかもしれません。

対スウェーデン

拡張の筆頭候補。(はじめはデンマーク領の)ゴットランドや首都のストックホルムにはCoTが存在しているので素早く入手したいところ。国力は強大なので、弱っている停戦開けに即宣戦布告できるよう準備しておきましょう。
高い開発度とCoTを持つストックホルム、生産価値の高いダラスコーゲン及び周囲の鉄産出地はフィンランドの経済を支えますので、早めに確保して損はありません。

対デンマーク

こちらの同盟国が海上戦力の豊富な国家で固められ、デンマークと隣接する土地を獲得できたのであれば。もし大航海時代の時代ボーナスを得られるのであれば、ノルウェーの属国移転を行ってイッキに国力を伸ばしたいところ。それが叶わないのであれば、ノルウェーを併合したデンマークからノルウェーの再征服CBを用いて拡張することになり、やや面倒でしょう。弱らせすぎるとHRE諸侯がデンマークを食べ始めるので、そうならないように外交関係に手を尽くしましょう。

中盤以降の拡張先

モスクワ/ロシア

軍質を強化し、軍量を吐き出せるようになれば、面白いほどボコボコにできます。統治限界的に多くの領土を征服するのは叶わないかもしれませんが、ロシア銀行として永久に金を搾り取ることが可能になります。単独でロシアをボコれるよう、経済を強化し軍事アイデアを習得しましょう。

ダンツィヒ・リトアニア(対コモンウェルス)

バルト海交易ノードにて、2つのCoTと2つの河口を持つプロイセン地域を確保しましょう。反乱軍やオスマン、ロシアにボッコボコにされたタイミングならば簡単に種地を奪うことができるでしょう。ポーランド主導のコモンウェルスならば、リトアニアのコアが残っています。タイミングがうまくいけば、バルトのリトアニア本国だけではなく、ルテニアの方面までコアを回収できるかもしれません。

ハンザ・ポメラニア

スカンディナビアを統一せしめたのであれば、いよいよHREとも対決するときです。NIによって保障されたフィンランドの高い軍質でボッコボコにしましょう。とはいえ軍量で負ける可能性もあるので、フランスやブリテンを同盟で召喚し、こちらは要塞に引きこもって折を見て叩くという戦法でもいいでしょう。シュレスヴィヒ=ホルシュタイン地域のディトマールシェンは、沼沢地形でユトランド半島の付け根にあるので、早い目に確保し要塞を建てるといいでしょう。

宗教

史実重視ならばスウェーデンに連れられて改宗したプロテスタントになります。宿願の異端改宗強度も相まって、宗教の中心地を沸かせなくても素早く改宗が可能になります。また上記のように正教に改宗するのも強力な手段となります。

経済

税収と生産収入を中心に伸ばすのがフィンランドです。ですが中盤以降の拡張先を参照しつつ、バルト海やリューベックの交易ノードを占有していくことが大切になります。毛皮の州は例え北極圏でも積極的に工場を建てていきましょう。また、高い開発度を誇る場所には教会/大聖堂、或いは工場と工房/会計所を敷き詰めましょう。

首都移転

ロールプレイも大事ですが、少しはマシな首都に移転しましょう。

ストックホルム

ストックホルムは海岸州でCoTに草原地形。交易品は穀物なのが残念。周囲には銅山や鉱山がありますが、それらは内陸で森林地形です。

シェラン

シェランは島嶼州で特別な交易力ボーナスに農地地形。開発は容易ですが島嶼なので制海権を維持する必要があります。周囲は草原や農地が多く、やや防衛に不向きです。なお、交易ノードはリューベックであり、バルト海ではありません。そして交易品が魚……。

ゴットランド

ゴットランドは島嶼州でCoTを持つ草原地形。完全な島なので海軍があれば防衛は容易です。交易品は羊毛なのでマシではあります。

その他

その他の候補地としてノブゴロドノードながら、河口とCoTを持ち、草原地形で交易品が毛皮のネヴァ、森地形ですが河口とCoTがあるリガ、農地で河口とCoTがあるダンツィヒ、宝石産出のケーニヒスベルクなどが挙げられますが、スカンディナヴィア地方ではないです。

コメント欄

最新の10件を表示しています。 コメントページを参照

  • フィンランド面白いよね。何より西欧なのに騎兵が強いってのが独特でいい。ハッカペリターでロシアをボコボコにしたい。 -- 2021-08-27 (金) 18:48:20
  • 騎兵戦闘力って何のこっちゃって思ったらハッカペルがフィンランド出身だったのか~~。しかしまず独立戦争してから属国解放して独立戦争とは中々成立までが大変だ -- 2021-08-27 (金) 19:40:42
  • 「独立を果たすのは19世紀初め、つまりこのゲーム終了直前」とありますが、ロシア領になっただけで独立はしておらず、独立を果たしたのはWW1後の20世紀になってからのはずです -- 2021-08-28 (土) 00:13:34
  • 首都はダラスコーゲンやぞ 工場5個分のバフついてる -- 2021-08-28 (土) 00:16:09
  • ↑↑申し訳ないです。修正します -- 2021-08-28 (土) 01:04:11
  • ↑↑ダラスコーゲンを首都にするとそんなにやばい感じになるんですかね? -- 2021-08-28 (土) 01:06:56
  • ↑特にそんなことはない。ダラスコーゲンの補正は生産量の加算なので、元のDEVがどれくらいであろうと効果は同じ。 -- 2021-08-28 (土) 02:06:23
  • 基本的に主要文化を変えるのはロールプレイ的に好きじゃないんだが、フィンランドでカレリアに変えるのはそういう面で大した問題もないし(気分的にはポメラニアンからプルシアンに変えるのとかと大差ない)、文化グループももっとデカい東スラヴに移れてロシア方面どんどん拡張できるから好き -- 2022-02-22 (火) 02:07:08
  • 実績だとスタート年に属国開放できるみたいだし、ここの情報と食い違うね -- 2024-03-21 (木) 23:53:11
  • つか同君下位の属国って独立戦争時にどういった対戦カードになるんだろう? -- 2024-03-22 (金) 00:00:14
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