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オルレアン(Orleans)は、オルレアン地方、イル=ド=フランス地方、ポワトゥー地方の各地の州を所領とするフランスの従属国である。
史実のオルレアン公爵は、1392年にヴァロワ朝第3代国王のシャルル5世がその子ルイ・ド・ヴァロワ(ルイ1世)にオルレアン公位を授けたのが発祥である。
以後ルイ1世の親類は代々オルレアン公を受爵したことからオルレアン=ヴァロワ家と呼ばれ、オルレアン公爵のほか複数の爵位とともにフランス各地に所領を有していた。
都市としてのオルレアンは、ロワール川流域の戦略的要所として、またオルレアン公領の首都として知られる。
また、1429年5月8日のオルレアン包囲戦の際にジャンヌ・ダルク率いるフランス軍が解放した都市としても有名である。
ゲーム上のオルレアンは、フランスの従属国であるアパナージュの一つとして、オルレアン=ヴァロワ家が領有する各地の州を合わせた形で表現されており、領有州はフランス地方の各地に点々として存在している。
またフランス内のトゥーレーヌ(Touraine)にはコアが眠っている*1。
フランスのアパナージュとしては領有州・開発値は最大であり、唯一固有のナショナルアイディアを有している。
固有の実績はないが、ジャンヌ・ダルクに関する固有のイベントが存在しており、条件を達成することで固有の政府改革を得ることができる(後述)。
前述のとおりオルレアンには固有イベント「聖ジャンヌの騎士団(The Militant Order of Saint Joan)」が存在する。
このイベントは複数ある非固有のイベント群の最後に発生するものであり、これらを開始するためには、「ジャンヌ・ダルクの運命(The Fate of Joan of Arc)」の決断(Decision)を許可する必要がある。
当該決断の具体的な前提条件と許可条件は、以下のとおりである。
「ジャンヌ・ダルクの運命(The Fate of Joan of Arc)」の決断を許可すると、「ジャンヌ・ダルクの再審判(The Retrial of Joan of Arc)」のイベントが発生する。
これによりオルレアンに「had_maid_of_orleans」のカントリーフラグや同名のグローバルフラグが設定される。
このカントリーフラグが設定されることで、続く「ジャンヌ・ダルクの列聖(The Canonization of Joan of Arc)」が発生する。具体的な条件は以下のとおりである。
このイベントまではオルレアン以外でも条件を満たすことができるが、オルレアンのみカントリーフラグが設定されているため、このイベントに続き「聖ジャンヌの騎士団(The Militant Order of Saint Joan)」が発生する。
具体的には以下のとおりである。
政府改革の「ジャンヌ・ダルク女性修道会(The Sisterhood of Jeanne d'Arc)」の効果は以下のとおりである。 軍事点増加・軍質強化などの軍事面に加え、宗教アイディアなしに聖戦CBを利用できるようになる。
ここではオルレアンでの領土拡張の戦略を紹介する。オルレアンの場合は専用の実績はないが、上記固有イベントが存在するため、これらの条件を達成しつつ、列強1位を目標に紹介する。
GC開始時点のオルレアンは、フランスのアパナージュである。このままではいずれフランスに属国併合されてしまうため、なるべく早く独立戦争を起こす必要がある。
しかし、GC開始時点のフランスは屈指の強国であり、独立を果たすためには他国の独立支援が必要である。
独立支援元の候補としては、①カスティーリャ、②アラゴン、③ブルゴーニュ、④オーストリア、⑤イングランドの5国が候補となる。
それぞれのメリット・デメリットは以下のとおりであるが、少なくともこのうちの2国とは同盟支援関係を構築したい。
その他、同じアパナージュである各国とは同盟できるだけ同盟すると良いだろう。
戦力にはならないが奪う要塞がその分減らすことができる。
基本的にはアルマニャック以外とは同盟できるが、独立戦争直後には破棄されることとなる。
独立戦争を起こすタイミングとしては、概ね百年戦争の有無によって対応が分かれる。
百年戦争がある場合、そのタイミングで独立戦争をしかけられれば、フランスは両面戦争となり、敵を分断させやすい。
ただし、百年戦争が起きるか否かはランダムであり、仮に起きたとしてもタイミングが早すぎると同盟支援がもらえない可能性がある。
百年戦争が起きない場合、独立戦争までに猶予があるため、アパナージュの特性を利用して、アルマニャック等の他のアパナージュに侵攻して国力を増強すると良い。
特に「屈辱」や「力を示す」などを駆使すれば独立戦争による君主点の遅れを緩和してくれる。
ただし、アパナージュを滅ぼした分、フランスの外交枠に空きが生じることとなるため、侵攻しすぎには注意が必要である。
独立戦争の際には、コアの返還や、各州の接続、パリその他決断やミッションに必要な州の確保をするとよい。
イングランドや第二次フランス戦を考慮するのであれば、フランス領内にコアが埋まっているガスコーニュやトゥールーズの種地を確保すると良い。
フランス独立後の開発値程度であれば、余程州を奪わない限りはHRE編入が可能である。
HRE編入のメリットしては、①拡張先が単純に増えること、②ブロワを領有する国家(プロヴァンスやブルゴーニュ)がHREに加盟した場合の対処が挙げられる。
特にオーストリアのライバルであるフランスが弱体化することで、フランス地域平定前にオーストリアがイタリアに進出することが多くなり、拡張先が行き詰まることが多い。
ただしHREに加盟したとしても、固有政府改革とHRE皇帝は両立できないこと、フランスに変態すると選帝侯や皇帝でない限り強制脱退となること、公国級に固定されることを踏まえれば、適当なタイミングで脱退することも視野に入れよう。
決断に必要なブロワとコーのどちらを先に獲得するかは、フランスからの独立後の状況をみて判断すると良いだろう。
イングランド軍は本島やアイルランド島にいることが多く、カスティーリャ等の強国のfavorさえ貯まれば、イングランドからコーを奪うことはさして難しくはない。
可能であればフランスから奪ったガスコーニュの種地を利用してコア回収しつつ、イングランド侵攻の橋頭堡として本島の州を獲得できると良い。
ブロワを領有するプロヴァンスは、序盤に教皇から破門されることが多く、ブルゴーニュなどの他国から侵略されることが多い。
特にブロワはブルゴーニュに狙われているため、早めに回収した方が良い。
仮にブルゴーニュに取られた場合、ブルゴーニュとの関係が良好なときは、そのままブルゴーニュ継承を狙うか、プロヴァンスを属国化してコア変換してもらうのが良いだろう。
一方で、ブルゴーニュは領土欲が強いため、下手に近づくと関係が悪化するため、その場合は継承される前にさっさと侵攻しよう。
決断の許可は、ブロワとコーを奪えればそこまで難しくない。決断が許可できれば、あとは時代が進むのを待つだけで固有イベントを起こすことができる。
その後はフランスとイングランドを交互に叩ける状態を作れれば、列強一位を達成することは容易だろう。
オルレアンは、フランス文化グループであることから、フランスを滅ぼすことができれば、ミッションや決断からフランスに変態することができる。
フランスに変態できれば、フランスの強力なミッション等が利用できる。また、決断時のイベントさえオルレアンの際に終わらせておけば、その後のイベントはオルレアンである必要はない。
一方フランスに変態すると、選帝侯や皇帝でない限りHREから強制脱退となること、仮にオーストリアと同盟している場合は歴史的ライバルとなるため変態後に同盟関係を破棄されることに注意が必要である。
なお、固有イベントで神権制となっていたとしても、フランスのミッションに支障はない。
オルレアンの固有イベントを達成することを前提に考えれば、カトリックのまま進める必要がある。
もっとも、固有政府改革自体はカトリックである必要がなく、固有イベント終了後は他のキリスト教宗派でも政府改革を維持することが可能である。
NIは、オルレアン専用のものである。
軍事系は一般的な軍質向上効果があり、交易力増・生産効率増・建造物コスト減と経済的な効果を持つものが多い。
後半は外交点に特化した効果が2つあり、長所を活かすのであれば、権勢等のアイディアとあわせて外交併合を組み合わせるのも良い。
項目名 | 原語 | 効果 | 評価 |
![]() | 交易力+10% | 要塞防御は独立戦争時に首都を長持ちさせてくれる。交易力はこれ単体では平凡だが1枠で2つの効果が得られる分、有用である。 | |
要塞防御+20% | |||
ムッシュ・ドルレアン | Monsieur d'Orleans | 威信+1/年 | 効果としては平凡だが、序盤に稼ぎづらい時期に手に入る点では有用である。 |
オルレアンの乙女 | The Maid of Orleans | 陸軍士気+10% | 軍質向上としては定番のもの。フランスの+15%と比べれば見劣りする。 |
女性将軍が登用可能になる | |||
信仰と信心 | Faith and Devotion | 国教寛容度+2 | 国教寛容度を高められるカトリックとの相性が良い。 |
ボワネのソフラン | Saffron of Boynes | 生産効率+10% | +10%は平凡であるが、生産効率は経済系の中では効果が高い。 |
ロワール川流域のシャトー | Chateaux of the Loire Valley | 建造物コスト-10% | 建造物コストはカトリックの効果をあわせれば-20%まで抑えることができ、目に見えて効果が実感できる。建設期間短縮はアンハルト・ドルトムント・フリースラント・オルレアンの4カ国しかない珍しい効果である。1つの枠で2つの効果を持つ分、有用である。 |
建造期間-10% | |||
カルヴァンとモリエール | Calvin and Molière | アイデアコスト-10% | 君主力の削減につながるが、解放時期が遅い分、見劣りする。 |
全宮廷におけるフランスの言語 | French Language in All Courts | 外交枠+1 | 外交枠を増やす方法は限られており、外交点+1と同等の効果を持つと考えればその強さがわかるだろう。 |
![]() | 君主の外交スキル+1 | 外交枠増加を相まって長所を伸ばしてくれる。なおこの効果を持つアイディアはオルレアンだけである。 |
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